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会社員にとっての最大のコストとは?

こんにちは、Hi_Kickです。
同じ会社員として心中お察ししながら書かせていただくものです。
(会社員以外の方も、大変よねという気持ちで見てもらえると幸いです。)

以前、「家」を例にお話しさせていただきました売上・コスト・資産の内、「コスト」の部分にあたる内容です。

会社員にとっての「コスト」とは?
分かりやすくは時間、肉体的疲労、精神的疲労、結果的に起こる家庭環境への影響などがあげられるかと思います。

対する会社員にとっての「売上」とは?
もちろん給料・ボーナス。その仕事を通じて得られる経験やスキル、人脈等も含まれてくるイメージです。(それらがストックされて「資産」となる)

会社と社員、その関係性を見ていくと、どうしても社員の方に「コスト」が寄る傾向にあります。その理由は何か?どうやったら回避できるか?

そんな話をできればと思います。

何故、社員にコストが寄るのか?

コストが多い状況とは?
「家」で例えると、下記の様に部屋ばかり多く、屋根が小さいイメージ。
会社員目線では「日中夜働き、心身共に疲れ果てて、給料が少ない」状態。

全員がそうではないと願うも、いつまで経ってもお金の心配が尽きない。。
労使交渉を通じて、毎回「給料を上げてくれ」と叫ぶ日々ですよね。

部屋多い

その原因は、会社にとって社員は代替可能リソースだからです。
夏季休暇を取っても会社は潰れない、極論代わりは沢山でもいる状態です。
(どれだけ偉い部長さんでも大方はここに入ります)

レア物のスニーカーならプレミア価格で取引されますが、量販店で売っているコンバースは定価以下で売られていますよね?そこまで極端ではないにしろ、大量調達されてコスト削減が図られている状態です。

会社は「儲かる為の仕組み」を作る存在であって、社員は「その仕組みを機能させるための燃料」とイメージしてもらえると良いかと思います。

燃費は良い方が会社としては助かる。一方、社員としては給料を沢山貰いたい。ある意味で利益相反の関係性だったりします。。

事業会社は業務詰込み型に陥りがち

会社は売上に対する人件費率の目標を持っています。
これは株主に対する説明責任としても重要な指標となってきます。

その説明責任の元、現業(≒現収)を維持するのに最低限必要な人件費を検討し雇用します。よって、会社員の目線では「日々業務で忙殺されている」状態になります。

他方、やれシンギュラリティだ、DXだと改革の必要性を声高に発するお上に翻弄される昨今で、新しい企画を求められる傾向が強くなっています。

既に現業で手一杯にも関わらず、新しいことを求められる。

本来であれば、「新しいことをやるために必要な投資」として追加の人件費も必要となりますが、会計の世界で見ると人件費はOPEX(運営コスト)扱いであり、機器購入などのCAPEX(設備投資)に比べると見栄えが悪い。
特に旧来の製造業ではこの考えが根強くある様に感じます。

一方でIT界隈などの新興企業では、この辺がうまくコントロールできている。それは人≒その会社のサービスであり、人件費が投資として強く認識されていることにあります。

我々、会社員にできることは?

上がらぬ給料、日々増える業務。
「サラリーマンなんて古い!」なんて本やニュースが目にチラつきますが、サラリーマンとしてしか今まで生きてきてないですから。。

何かとネガティブに扱われることが多いサラリーマンですが、当然メリットも沢山あります。安定収入、個人では得られない経験/人脈、(ほぼ)無償での教育機会、社会的信頼など、何かと優遇されている面も多々あります。

まずお勧めしたいこととしては、自身の現状を正しく認識すること。
家で例えると、どういう状況なのかを見定めていくことです。

家種類

・屋根だけデカい=ヘルシーに働けているので、自分磨きに時間を使おう
・部屋ばかり多い=日夜働き、給料少ない ★今回の話
・土地だけ広い=持て余している、チャレンジの時
・理想の家=しばらくはこのままでも良いかもしれない

この生活で無理がないか?楽しめているか?未来があるか?
自分に聞いてみて下さい。これは皮肉でなく、会社員が性に合う人もいる。家庭や自分の体調、メンタルに影響がなく、心地よい人もいると思います。

仮に「部屋ばかり多い」状態であれば、以前の記事で触れた様に、転職なども視野に入れて良いと思います。副業などを考えてみるのもありです。

必要なのは、今の会社以外のオプションを持つこと

のしかかる会社からのコスト(≒激務や薄給)に対して、自分なりの逃げ道を得ることで、状況を冷静に見ることができると思います。「近く、スキルを付けて転職する!」そう思えるだけで、転職に必要なスキルと関連がない仕事に対する向き合い方も変わってくると思います。

最後に、、
週末に旧友とZoom飲み会をしました。私が主夫(仮)をしていることに驚きつつも、「俺らはリーマンだから頭下げてお金貰えれば十分」という話を聞いて少し胸が詰まる思いでした。人によって感じ方は違うと思いますが、疑問を抱えたままの人は是非小さくも大きな一歩を踏み出してみて下さい。

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