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試験監督の話

アルバイトで入試の試験監督をやった。
試験監督の仕事は難しくないし、やらなければいけないこともあまり多くない。
知り合いからはときどき「つまらなくないのか」と聞かれる。
たしかに試験中はやることがなくなると少し退屈になるし、ずっと立ちっぱなし、座りっぱなしなのもきついと思うことがある。
でもそれ以上に受験生が頑張っている様子を見るのが好きだ。
そしてそれを1番近くで応援したい。
だから試験監督というアルバイトが好きだ。
こういうところはかなり変わっていると自分でも思う。

というか、そもそも論として誰かが一生懸命頑張る姿を見るのが好きなのである。
夢や目標に向かって頑張っている人はみんなきらきらと輝いているから、つい応援したくなってしまう。
個人的にそのオーラを強く感じるのが受験生だと思っている。
高校野球で球児を応援する人がたくさんいるように、私は同じような気持ちを受験生を見ると感じる。


試験会場には緊張した独特の空気が流れているけれど、立場が変わると気持ちが全然違う。
私自身が受験生だったときは気持ちが落ち着かなくて仕方がなく、好きではないし苦手だった試験会場の雰囲気。
今はあまり気にならないし、嫌ではない。
でも、みんなもうちょっと気楽に、肩の力を抜いていいんだよと思ってしまう。

もちろん、本心としては自分が担当していた教室の受験生はみんな受かっていてほしいと思っている。
でも現実的に考えると、自分が問題や解答用紙を配布した列で数人受かっていればかなりいいほうだということに試験中に気づいてしまった。
なんでよりによって試験中に気づいてしまったのだろう…
現実はかなり厳しい。

私立の人、もう少しの間。
国公立の人、もうひと踏ん張り。
全力を出せますように。


久しぶりに言葉がうまくまとまらなくて、書くのに時間がかかった記事。笑
そういえば、今日の写真はそのアルバイトをした帰りに撮った空。
受験帰りにはぴったりの空気の冷たさと空模様だった。



ではまた。
ごきげんよう。

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