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結婚したら”安定”?


数日前、既婚者の友人と女子会をしていると、

「結婚したら安心感ができてしまい相手を大事にできない。」と彼女は言った。

なんとなく言いたいことは分かる気もするが、私は少し違うかもしれない。

結婚したら、相手は「彼氏」から「夫」に変わり、誰かに奪われる心配は無くなる。もし奪われそうになっても法的に守られるから安心だ。そう思っている女子は少なくないだろう。

ただ、私は、結婚してからいい意味では「安心」した生活は送っているが、「変な安心」はしていないように思う。

例えば、休日に出かける際には近場であってもメイクに髪型、ネイルなどに気を遣っている。まあ、これは相手に対してというより自分の為でもある。

体重増加にも敏感だし、言葉遣いやマナー、そして態度にもとても気を付けている。夕食も作るし、(妻だからではなく私は料理が好きだから料理担当なのだ)家事もまあまあやっている。勿論、夫も分担した家事をしてくれている。

これは、一緒に暮らす相手が嫌な思いをしたり、不愉快にならない為だ。何から何までキッチリとした生活を送っているわけではないけれど、一人で暮らしているわけではないから当然だ。

そういう意味では、安心したというか安定した夫婦の生活を送ることができている。結婚したからといって関係性が以前と特に変わってはいない。

ここで、私たち夫婦が変な”安心”をしていない理由を3つお伝えしようと思う。

結婚しても変な”安心”をしない・させない理由


1. 友人カップルや夫婦とよく遊んでいる

一つ目は、友人カップルや夫婦と一緒にでかけたり遊んだりしていることだ。長い時間をいつも二人きりで過ごしてしまうと、相手を自分の一部として認識してしまいがちだ。

夫婦という意味ではニコイチ(古い…?)だが、それぞれ一人の異なる価値観を持った人間であることを忘れがちだ。日本人特有の、謙遜して身内を蔑む悪い癖が出てしまう。

「ウチの旦那ってほんとうにダメなの。」
「ほんとうにムカつくのよね〜」

ほんの少し思っている愚痴であっても、女子会では盛り上がりがちだ。

ところが、友人夫婦と出かけることでいつも向き合っていた夫のことを、グループ内の一人として客観的に見ることができる。相手が自分の一部ではないことをしっかりと認識できるのだ。

そうすることで、夫は私の一部ではない(所有物などではない、一人の男性なのだ)と実感することができる。


2. 自分らしく”わがまま”に生きている

2つ目は、”わがまま”に生きることである。

どういう意味かというと、「わたしは妻だから◯◯はできない。」
「妻だから◯◯◯して当然だ」「お金を稼いでないから◯◯◯は買えない」といったような考え方に縛られず、わりと自由に生活するということだ。

世の女性はあまり窮屈になってはいけない。

例えば、わたしは化粧品をよく買うし、エステや美容院にもよく行く。

ただし、全てがデパコスなわけではないし、クーポンを地道に探したり体験コースなども活用している。不必要になったアイテムはフリマアプリで早めに断捨離していて、それで浮いたお金でまた新しいコスメを買うこともある。

どうしても欲しいものは定価で買うし、我慢はあまりしない。わたしは美容が大好きなのでそうしているが、それは他の趣味でも構わない。

何が言いたいかというと、男性という生き物は、楽しく笑顔で生き生きしている妻のほうが絶対的に良いのだそう。

「妻だから…」と我慢しすぎず、少しワガママに生きてみる。そうすれば、必然的に相手に対して感謝の気持を持つことができる。

こんなワガママに生きていて、ありがたいなあ〜。離婚されないように頑張ろう♡ となるのだ。

妻が自分のしたいことに少しお金を使うことで、妻自信はキラキラと輝くことができ、夫はそれを見て幸せな気持ちになる。また、妻もそうさせてもらえることに対して感謝の気持ちを持つことができる。

もし、妻がそういったことに少しお金を使うことに対して「俺が働いたお金だぞ」とか、「働いてもないくせに」「節約するのが妻の役目だ」などといった70年前くらいの価値観を持った夫がいるとしたら早めに離婚することをオススメする。


3. 「自分の時間」と「二人の時間」をきっちり持っている

最後は、「自分の時間」と「二人の時間」を持つことだ。

具体的にいうと、わたしは木曜日の仕事終わりにある習い事に通っていて、23時過ぎに帰宅する為にその日はご飯は作っていない。

「習い事したいと思っていてね、その日は遅くなっちゃうと思う。だから、ご飯作れなくなると思うんだけど、、いいかな?」など相談していない。

「習い事に通うことにしたから、晩ごはんは各自で宜しくです。」それだけだ。

勿論、夫婦でなんでも相談し合い、協力するべき。勝手な行動なんて止めたほうがいい。という人もいるだろう。

だが、何か習い事をしたい。スキルを付けるために頑張ろう!とすることは果たして問題だろうか?

問題はそこではない。時間が遅くなるから晩ごはんが作れないことが問題である。それを二人で解決するためには、例えばその日のご飯を前もって作り置きしておくとか、各自で外食するとか、夫に自分で作ってもらうとかそういったことになる。

「妻が習い事に行くこと」それ自体を問題だというような夫とは、離婚を考えた方がいい。完全にモラハラ男だからだ。

このように、夫婦二人の時間だけでなく自分自身を見つめる時間をしっかり確保すること。これはとても大事なことである。

そういった時間を作ることで、相手にも勿論自由な時間を与えるべきだということに気づく。お互い自由な時間を持つことは、信頼関係あって成り立つことではあるが、そういった信頼関係に付随する緊張感をもたせることで、変な安心感(というより怠惰な感情)は無くなるだろう。


以上、3つの「結婚しても変な”安心”をしない・させない理由」をご紹介した。次回もなにか思いついたことを記録して行こうと思う。

それでは。



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