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【お金の増やし方】時給思考に陥ると「お金」も「人」も逃げていく問題

突然ですが皆さんに質問です皆さんの時給はいくらですか
どうでしょう皆さんこれパって答えられますか
月収20万円の人がつき160時間働いた
1日8時間労働20日間したら時給は20万円÷160時間で1250円の時給になります
稼いでる弁護士先生なんかになると
1時間あたり3万円からの単価がついていたりします
メールの文章を20分打ってもらったら
1万円払わないといけないようなそ世界です
さて皆さんは時給に関してできるだけ高いほうがいいとか
やすくこき使われるなんてまっぴらだとか
時給が高い人は偉くてすごい人
こんなことを考えているかもしれません
ところがこのような時給思考には罠があります
時給思考の罠にはまってしまうと経済的な成功を遠ざけるばかりか
豊かな人間関係も失ってしまう可能性がある
絶対にはまってはいけない落とし穴の一つなんですね
収入っていうのは時給かける労働時間で計算できますが
時給ばかりに目がいって労働時間を忘れがちなるっていうアナです
結果的にそう収入が低くなります
これが時給志向の技の一つ目ですねどういうことが
例えばこのようなケースを想定してみましょう
皆さんは大学生です学生のうちから投資を始めたいと思い
投資の種銭を貯めることにしました
どんなアルバイトをしようか検討していたところ
2つの候補が挙がりました
一つ目都内で時給2,000円の塾講師
二つ目地元で時給1200円の居酒屋アルバイト
さあ皆さんならどちらを選びますか
どちらの仕事のほうが好きかっていう視点を無視すると
時給2000円で働きたいなぁって思う人のほうが多いんじゃないでしょうか
塾講師なら2000円*3時間で6000円
居酒屋のバイトなら1200円*5時間で6,000円
同じ\6000の収入を得るためには
2時間も多く働かないといけないからですね
働く時間が増えれば増えるほどこの時給の差が効いてきます
それに感情的に考えても大学の同期に
お前ずいぶん低い時給で働いてるな
こう思われて嬉しい人はいないですよね
一方で時給めっちゃいいやん羨ましいなそのバイト紹介して
こう言われたら嬉しい人がほとんどでしょう
ところがですよ塾講師はシフトの問題で週2日
1回3時間しか働けない
居酒屋のアルバイトは人手不足で週5日1回5時間働ける
このケースだとどうなるか塾講師をやった場合の月収は4万8000
居酒屋のバイトをやった場合の月収は12万
圧倒的に居酒屋のほうが稼げることになります
もし稼ぐ目的ができるだけ少ない時間でたくさんのお金を稼ぐ
コスパよく稼ぐのではなく
できるだけたくさんのお金を稼ぐということであれば
働ける時間も加味してトータルでみる必要があります
賢くスマートに稼いでる人が
がむしゃらに働いている人よりお金を持っていないことがあるのは
この時給思考の罠にはまって総収入が少ないからですね
僕が会社員の方に自分のスモールビジネスを持つ
最初は時給が低くあったとしても
量でカバーできればOK
そもそも量をこなすのが辛い向いていない副業ビジネスは
やらなければいいだけの話です

時給思考ではまりがちな罠の2つ目は
移動時間待機時間準備時間といった
前後の時間を忘れがちなことです
時給2000円の塾講師するために片道30分かけて都内に出て
授業開始の15分前には講師室で待機していないといけなくて
授業を一つやるには最低45分の準備が必要だとします
つまりひとこま働くためにトータル2時間の前後の時間があるわけです
1回3時間の授業をやるために3時間の前後の時間があるので
結局実質的な稼働時間は5時間になります
2000円かける3時間働いて6000円もらえるんだけど
実質的な稼働時間は5時間だから時給は1200円
思ったほど時給高くないってなるわけですね
一方で居酒屋のバイトは地元の駅前などでチャリで片道7分
バイト開始の15分前に店につけば ok ということで
トータル30分の前後の時間です
1,200円かける5時間働いて6000円もらって
実質的な稼働時間は5.5時間だから6000円
5.5時間で時給は1090円
こんな感じで前後の時間まで加味して考えると
塾講師のアルバイトは実質的な時給は1200円
居酒屋のアルバイトは実質的な時期が1090円
だいぶ差が詰まってしまった感じがありますね
働く時間の前後や時給が発生していない時間も限られたエネルギー
自分の時間労働力って一番の資本を使っているわけですね
自分はタダではない
時給が高い塾講師より時給が低く見えるアルバイトの方がトータルいいかも
年収が高い都心勤務の人より
他県の人の方が暮らしは豊かも
時にこういう目線も大切です
稼働できていない時間の存在に敏感になりましょう

3つ目の罠、現状維持バイアス
要するに今のままが一番症候群です
そもそも人間は知らないものは怖い
変わりたくない現状維持が大好きっていう傾向を持っています
皆さんにも経験があるんじゃないでしょうか
会社に不満はあるんだけど転職はきついし
まぁ我慢できないこともないかなとか
彼女とすれ違ってる気がするけど
別れるのも話し合うのも面倒だし
とりあえずこのままで行こうかな
こんな感じですね
現場にイマイチ感があっても
積極的に変化させていくのには腰が引けてしまう
人間はもともとそういう性質の生き物なんですね
ここに時給思考が加わってしまうと悪い意味で鬼に金棒になります
現場に釘付けにされて動けなくなる
なぜなら時給思考で考えると
現状維持が最も合理的な選択になるからです
例えば今時給1500円で働いている人がいたとします
その人はその仕事について何らかのスキル経験知識を持っているからこそ
時給1500円を稼げるわけです
この人が初めてチャレンジする新しい仕事で時給1500円を稼げるでしょうか
答えはもちろん no ですよね
1500円はいきなり稼げない
始めたばかりの仕事はスキルもない経験もない知識もない
ということで今やっている仕事より時給が下がるのは当たり前なんですね
それどころか収益0むしろ赤字が数カ月続くことも珍しくないんですね
だから時給志向の人は副業で新しい仕事を始めると時給はゼロへ
今の仕事で残業すれば時給は1500円
よし残業するぞ
新しいチャレンジをしなくて良いので気分的にも楽だし
数字で考えても非常に合理的ですよね
だけどもしそのビジネスが将来的に大きく伸びる可能性があるとするなら
時給が0円であることより将来時給が大きく伸びることにかける
そういう考え方もありなんです
例えばブログや youtube などのネットビジネスは
バスる時はバズります
今は月収3万円でも
3カ月後には月収50万円とか100万円なっていたりすることも
珍しいことではないんですね
せどりあ賃貸経営などのビジネスは仕組み化が可能です
人を雇うことで自分がほとんど関与しなくても利益が出るようになったりとか
プログラミングなどは参入障壁が高いだけに
単価が伸びやすいです
挫折しやすく it 業界は常に人手不足
スキルが付くと引く手あまたなんですね
このような副業は将来大きく時間単価が延びる可能性があるんですね
将来必ず稼げるようになるとは約束できませんが
未来にかけた人しか今とは違う未来を手に入れることはできません
新しい苦行なりビジネスなりを始めるときには
その時点での時給にとらわれてはいけません
今のお金を気にし過ぎてはいけないと言う
この矛盾を乗り越えるパワーを持てるとお金持ちに近づけます

価値を軽視してしまいがち
時給思考の罠4つ目は労働時間ばかりが気になって
価値を気にかけなくなってしまいがちっていう穴です
残業時間帯の会社内を見回してみた時
だらだらとなんとなく会社にいている人7
めっちゃ集中して仕事をしている人
この両方がいるんじゃないでしょうか
ダラダラ会社に入って残業代がもらえてラッキーじゃないか
なんて考えている人がいたら要注意です
自分が生み出した価値はさておき
自分の時給が先にあるっていうわけなんですね
取引先や顧客の質はいいか以下に提供できる価値を増やしていくか
もっと喜ばれるにはどうするかいかに無駄な時間を減らしていくか
価値を生まない時間を過ごしていないかこのようなことを考えているわけですね
時給思考の人は時給かける労働時間が収入と考える
価値志向の人は収入ある稼働時間が時間単価と考える
時間単価っていうのは先にあるものじゃなくて
自分が仕事をした結果
あとからわかるものだということですこ
を考え方の違いは雇われる人と企業家の違いでもあります
資本主義社会において富を得るのは起業家や株主でしたね
もちろん雇われる人の中にも価値志向の仕事ができる人もいます
こう言うとは信頼を勝ち取って
どんどん大きな仕事ができるようになりますね
自分の出した価値はっていう発想で働いている人は
常にどうすればより大きな価値を生み出せるか
どうすれば無駄な時間を減らせるかっていうことを考え続けるので
ブレることがないんですね
だから価値を重視している人は魅力的に映ります
価値を重視する人は勤め先でも大事にされやすい
転職も成功しやすい副業でも仕事を得やすい
独立しても上手くいきやすいということで
稼ぐ力をどんどん伸ばしていくことができます
一方時給思考の罠にはまっている人は
勝手に限界値を設定してしまう
今の時給が2000円だから出世しても限界時給4000円かなとか
自分の収入を既得権益として考える
去年の時給が2000円だったんだから
今年1800円になるのはありえないとか
どうせお金がもらえるのなら頑張らないほうが得
頑張っても時給2000円頑張らなくても時給2000円
コスパが良いのはこういう風に考えてしまいがちなので魅力的に映りません
このような考え方が身についてしまうと勤め先でも大事にされない
転職先が見つからない副業でも仕事が取れない
独立しても収入が得られないってなりやすいんですね
楽して稼働時間を延ばすことで収入をあげようって考えている人と
一緒に仕事をしたいなって思う人はいないからです
日本企業というのは年功序列終身雇用を前提としてきたので
皆さんが仕事で生み出した価値と給料のひも付きが非常に弱いですね
買い叩かれている人に価値志向で行こうっていうのは
無理があるというのは承知しています
下手するとこの考えがやりがい搾取の温床になるからですね
でも僕は最後に経済的に報われるのは価値志向人だと思っています
生み出した価値を評価してくれるところに転職する
生み出した価値=自分の収入になるように
自分のビジネスを持つこのような前向きな取り組みをおすすめします

最後はどんどん稼ぐ力を伸ばして
時間単価が上がってきた人が落ちやすい罠です
まず時間単価で考えて家事にかけていた時間を買う
時短家電を買う
家事代行サービスを使う
移動にかけていた時間を買う
こういう判断大いにアリだと思います
でもこの考え方を応用して拡張して
友達と遊ぶ時間、子どもと過ごす時間、デート時間
ここに至るまで時間単価で考えるようになる人がいるんですね
下手するとサイコバスの領域です
例えば稼ぎのいい友達と3時間遊んだ後にこう言われたことを想像してほしいです
俺さあ今時給5万円で働いているんだ
今日こうやって遊んでなければ15万円とか稼げちゃったんだよね
こんなこと言われたとします
要するにお前と違って俺の時間は安くないんだ
ありがたく思えてこう言ってるわけですね
稼ぐようになった夫、稼ぐようになった妻を
互いを軽んじ初めて関係がぎくしゃくするっていうのはよくある話です
家事育児親戚付き合いケースは様々ですが
時給の高い俺私にそんなことをやらせないで
こんな感じのことを言い始めたら赤信号です
お金で解決できるならお金で解決すればいいじゃん
って思う人もいるかもしれません
もちろんそれで双方が合意していて
きれいに解決する問題についてはそれで ok です
でも助けて欲しいとメッセージを出した相手が欲しいのは
もしかしたら具体的な解決策やお金ではなく愛情かもしれません
愛情を求めている人に
これでいいでしょうってお金を渡したら
人間関係はそこで終わりです
物事全てを時間単価で考えるようになってしまったら
反省が必要ないいタイミングですね
時間単価の考え方は万能ではないことを
理解しておくといいと思います

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