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見えないものへ想いを馳せることの大切さ

長谷川博章 | RELATIONS

先日、書籍『進化思考』(海士の風出版)の著者である太刀川英輔さんの出版1周年記念のイベントにご縁があって登壇したのですが、その中で「見えないものを見る力」というテーマが話題に挙がりました。

そこで改めて考えてみました。
見えているもの、見えていないものの差って何なのだろう?と。

これは、人間の意識と無意識の話なのかな、と思います。「今から赤色を見るぞ」と意識すると、不思議とたくさんの赤色のものが目につきます。一方で、見ようと意識していないと赤色は見えてこない。

人間の意識と無意識の比率は、意識が1~3%、無意識が97~99%とも言われており、無意識の領域に対して、意識の領域はわずかです。
意識して何かを見るという点においては、人間はいろんなことが見えていない生き物であると言えます。

身の回りのことで思い浮かべてみると、【見えていない】とは具体的にどういった事象なのか、理解しやすいのではないでしょうか。

例えば、今コーヒーを飲みながらこの文章を書いてますが、このコーヒーのメーカーや銘柄は見えますが、どんな人が栽培し、どんな人が製造加工し、どんな人が運んだのかまでは、私は見えていません。今掛けているメガネも、メーカーや素材は選ぶときに見ていますが、どんな人が加工し、どのように運ばれてきたかを私は知りません。ロシアとウクライナの話もリアルタイムに何が起こっているかは現地に行かなければ分からないことがたくさんあります。つまり、ほとんど見えていないことで現実は構成されています。

これを人に置き換えて考えてみます。

たとえば、あなたの目の前にいる人が怒っているとします。あなたはその人自身の怒りがどこから来ているのか、見えていないかもしれません。

怒りの元を辿っていくと、その人の生い立ちや学生生活、社会人生活、今の状態などが関係しているのかもしれません。しかし、実際その場面に遭遇すると、こうした背景にある情報は省かれがちであり、結果、その人を適切に判断するのは非常に難しいことのように思います。もちろん、その人の全てを知ろうとしても、それには限界があります。また、自分の見えるものがすべてだと思いたくなる人間の心理も関係していると思います。それは人間らしさと言えるかもしれません。

しかし、人が生きていく上で「自分は見えていない」と自覚することは大事なことだと思います。見えていないことを自覚すると、何かを認知してから評価・判断を下すまでの間に自然とスペースが生まれ、そのスペースがあることで、人に優しくなれることもあると思うのです

そして、話を聴くこと、学ぶこと、現地に行ってみること、旅をすること。そういったことを繰り返し、今は見えないものが徐々に見えていき、本質を想像する力が育まれていくのではないかと思います。

今日はこんなところで。

今日もええ一日にしていきましょう!


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長谷川博章 | RELATIONS
RELATIONS株式会社の代表です。経営をする中で大切にしてきた問いは、「素直な関係をつくる」ということ。その先に、会社が本来持つ生命力が宿っていくと考えています。日々感じることを綴っていきます。 #ええ会社をつくる #ホラクラシー #コスト最適化 #組織開発 #伴走支援