心身の不調の本当の原因

私は子どもの頃から沢山不調がありました。

慢性的なアレルギー性鼻炎、ストレスが強くなるとひどくなる副鼻腔炎、薬を飲まないと我慢できない生理痛。

中学生の頃からは、慢性的に手が荒れるようになり、ストレスが強くなると、微熱と吐き気がひどくなる、今思えば完全に自律神経が乱れていたのだと思います。

鼻炎や副鼻腔炎がひどくなれば耳鼻科に通い、薬をもらう。生理痛がひどいと鎮痛剤を飲む。

そんな感じでやり過ごしてきました。

よくイライラしていたし、どうしようどうしようと不安症なところもあって、高校生の頃は自分なんて自分なんてとスーパーネガティブな時期がありました。

その時は、不調に対して、特に原因を考えることはありませんでした。

そんな私が、何の風の吹き回しか、大学で栄養学を学ぶことになり、更には在学中に食事改善を試みたことで、あんなにひどかった副鼻腔炎や生理痛が無くなったり、体重も75キロあったのが63キロほどになり、気持ちが前向きになって、その時初めて腑に落ちたんです。

人間は食べたものでできている。と。

当時は栄養学を学んでいたので、栄養学が世界を救う!くらいに思っていました。

まあ、あながち間違ってはいないと思うのですが、学べば学ぶほどここに真理はない気がしてきたんです。

学生生活を終えて、環境が180度変わった私は、あれだけ大事だと思っていた食事に意識を割くことができなくなりました。

すると、ジワジワ体型は戻り始め、生理痛も感じるようになり、PMSがひどくなり、精神的な症状が強く出るようになります。

食事が大事と頭で分かっていても、そこにエネルギーが割けないのです。

そうして4年が経ったある日、私は心身共に身動きが取れなくなりました。強制終了という言葉がこんなにもピッタリ当てはまることがあるんだなと感じました。

ここから私の健康や幸せについての研究が始まったのですが、そこで分かったことは、不調は魂からのメッセージである。ということでした。

食事はもちろん大事なのですが、もっと突き詰めていけば、なぜその不調が起こったのかということが大事で、原因を見ないことには治ったように思ってもまた出てくるんです。

さて、前置きが長くなりましたが(え、ここまで前置きやったん?という声が聞こえてきそうですが笑)

『健康』を考えるうえで大切な、心・体・魂の繋がりと、健康の関係、そして不調というものがどんな理由で起きていてどんなメッセージを伝えてくれているのか、そんなことをまとめていきたいと思います。

是非しっくりくる部分を参考にしてもらえたらと思います。

まずはじめに

まずはじめに、魂(本来の自分)は

◾️ 心地良い
◾️ しっくりくる
◾️ 腑に落ちる
◾️ 楽しい、ワクワクする
◾️ 喜びを感じる
◾️ 心惹かれる

という感覚で、自分にとっての正解を教えてくれています。何を心地良く感じ、何に喜びを感じ、何に心惹かれるかは人それぞれ。

それはひとりひとり魂が体験したいことや、決めてきた役割が違うからです。

なので本来は、純粋に、心地良いなと感じることや心惹かれることをやっていれば、本来の自分に一致しているということになります。

魂だなんだ言わなくても、単純にやりたいことをやっている時って楽しいし、内側からエネルギーが湧いてきますよね。

小さな子どもを見るとよく分かるけれど、純粋に楽しい!と思うことに没頭していて、過去にも未来にも意識がなく今ここを楽しんでいます。

それが、本来の自分と一致した状態ということです。

この状態でいることが、本来私たちがあるべき姿で、真の健康ということになります。

魂と心の関係

ただ、多くの人は生きていく中で、少しずつ少しずつ本来の自分からズレていきます。

私たちは大体0〜7歳の間に、行動パターンや思考パターンの土台が出来上がると言われていて、
そしてその後は、そのパターンに沿って、無意識に思考、行動をします。

〜しなければならない。普通〜。こんな生き方が立派。こうあることが幸せ。という世間一般的な常識らしきものや

こうしたら怒られる。こうしたら褒められる。こうしたら得をする。こうしたら損をする。こんな人が評価される。こんな人が素敵な人、こうしなければ愛されない、こんな私ではいけない etc...

知らない間に、そんな思い込みが自分の中に蓄積していき、それに沿った行動パターン、思考パターンが作られます。

人間は無意識にそのパターンに沿って動くので、いつのまにか自分の心地良さや、自分の楽しさや、しっくりくる感覚を無視してしまうようになります。

正解はいつも自分の中にしかない。という大事なことを忘れて、(というより教えてもらった記憶もないけど笑)外側に意識を向けていくようになり、どんどん本来の自分からズレていきます。

なので、本来の自分からズレると、まずは心がしんどくなります。ちょっと!それ、ズレてまっせ!!のサインです。

そこで不快な感情を見て見ぬふりしたり、何か娯楽で紛らわしたり、もっと頑張ればなんとかなる!と、より一層無理して頑張ったり、私が悪いと自分を責めたりすることがあるわけなんですが

ある一定のところまできて、我慢できなくなると、見直さざるを得なくなります。

私は我慢強いタイプだったので心身共にボロボロになるまで見直すことができませんでしたが、人はこのままやったらあかん!とか、こんなん嫌や!と真剣に思った時、自分を振り返るようになっているんだと思います。

そしてズレてきたものを、本来の自分に戻そうといろいろと試み始めるのだと思います。

心と体の関係

本来の自分からズレた不自然な心の状態が続くと、ズレてることに気付かせるために次は体に不調が出てきたりします。

その不調は人によってもちろん違います。
なぜかと言うと、どんな感情をよく感じているか、どの考え方が本来の自分とズレているかによって、出てくる不調が変わるからです。

逆に言えば、不調から、本当の自分が伝えたいことを読み解くこともできるということ。

東洋医学にも、例えば怒りの感情は肝臓に溜まり、悲しみは肺に溜まるというような、感情と臓器の関係が伝えられています。

ストレスは万病の元と言いますが、本来の自分からズレた状態=ストレスと言えると思います。

これは少し余談になりますが、家族に同じような病気が遺伝しやすい、というのは、今までは同じ遺伝子を持っているからだと考えられていましたが、そうではないことが分かってきているようです。

その遺伝子のスイッチが入るかどうかは、心(思考パターンや感情)で決まる。

だから0〜7歳の間に、本来の自分からズレてしまう思考パターンや行動パターンを家族から受け継いでいるということになるわけです。

だから思考パターンや行動パターン、環境を変えれば、細胞も変わるということですね。
(ここらへんの話はまた別の記事で)

まとめ

こうやって、心体魂は繋がっていて、心や体の不調は、本来の自分から外れているよ、の合図だという視点は、まだまだあまり馴染みはないですが、あと10年もすれば、おそらく一般的になるのではないかと私は思います。

また別の記事で、心体魂を整えていく方法を書きたいと思うので、興味がある方はぜひ読んでみてください!

おすすめ書籍

①潜在意識3.0

体からのメッセージを受け取りたい。という人の最初の一冊におすすめの本です。カウンセラーとクライアントの対話形式で書かれているので本をあまり読まない人でも比較的読みやすいと思います。

② 本当の自分に出会えば病気は消えていく

今日お話した心と体の繋がりの概念をもっと学びたい人にはこちらがおすすめ。

こちらはKindle Unlimitedで読み放題に入っています。まだ登録してない人は、初月無料で体験できるので是非!

③ 自分を愛して!

不調が私たちに伝えているメッセージが事典のようにまとまった一冊です。翻訳の表現が私の中ではしっくりこないなぁと感じる部分はあったのですが沢山の症状に対応しているので参考になると思います。

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