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良い教え方って?


やってみよう!と思えるか

中学生時代に所属していた部活動、バスケットボール部の顧問の先生が、毎年代わるという経験をしました。                 

お店、サロンで言ったら、店長が毎年、    会社で言うなら部長やそれ以上の管理職の方が毎年代わるような感覚でしょうか。       ちょっと落ち着かないですね。

その、毎年代わる顧問の先生、の中で印象深いのが、自称「瞬間湯沸かし器」(怒ると瞬時に噴火する)のI先生。アメフト経験者で、バスケットボールは未経験。顧問をされていたのは1年でしたが、指導されたことは今でもよく覚えています。


○信号待ちでぼーっとするな。        赤から青に変わる瞬間に、利き足ではない足を踏み出す習慣をつけなさい。反射神経を鍛えられるから!

○バカは風邪をひかない、ではなく風邪をひく奴がバカだ!健康管理できないってこと。    だから 折りたたみ傘を常にカバンに入れておくこと!雨に濡れて、風邪をひいて、学校や部活を休むな。                  (この指導の後から、バスケ部では風邪をひくと、みんなからバカと言われるので、風邪ひいたと言わなくなりました笑)

○マネージャーがしっかりしていたら、練習場を持たない部でも、全国大会に行ける!     世の中には、中高生の部活でも、練習場所の確保、トレーニング内容まで管理しているマネージャーがいるぞ。

これらはほんの一例ですが、         身体を作ること、スポーツに取り組む姿勢、  チームワーク、など教えてもらいました。

当時(30年前)の部活動で、フィジカルケアや マネジメント、のようなことを、指導されることはまだまだ少なかったと思います。

新鮮に感じたことも多く、やらされたというよりも、部活の仲間同士「みんなでやってみよう!」という雰囲気だったような。        

実際に部活の帰り道の信号は、みんなで「利き足じゃない方を出そう!」とか言いながら待っていたり。

そういった影響もあって、部活動で一緒に時間を過ごした仲間とは、横の繋がり、連帯感を築けたと思います。


「本質的なこと」をわかりやすく

「瞬間湯沸器」という I先生ですが、部活中に、 沸騰したことは、見たことはありません。  (あったのかもしれないけれど、いいことしか覚えていない?!)

いわゆる根性論ではなく、本質的で、なぜそうするのか、理由を教えてくれる、先生でした。

指示されたことに納得し、行動に移せたから、
記憶、また身体に染みついたのでしょう。   未だに、信号待ちで、左足を出そうとすることがあります。

○反射神経が良くなったら          ○体調管理ができていれば    

自分がどうなるのか?            どんな場面で役立つのか?     

それがイメージできると「やってみよう!」と 落ち着いて受け止められ、実践できる。それを続けることで、身体の動きや記憶にもインプットされる。                   本質的こと、からスポーツだけでなく、生活全般、人間の在り方に意識を向けさせてくれていたのだと思います。


教え方、受け止め方、は 人それぞれ

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教える側に立ってみると、全員に100%理解してもらうことは難しい。 ということに、気づかされます。

人それぞれ、響き方が違うし、吸収の仕方も違います。                   それを理解せず、なんで伝わらないわけ??と 考えてしまったら、それまで。 

まずは、少しでも興味を持ってもらうこと。  が大切なのだなとも気づかされます。

本質的なことを分かりやすく、やってみたくなる言葉で伝える。  

「そういえば、こんなこと言われて、やってみたら習慣になってたな」という人ができたら嬉しいです。

「よい教え方って何だろう。」

永遠のテーマです。


Aya Horiguchi

https://ayahori1181.wixsite.com/website

















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