価値があるかどうかは、お客様が判断する
リアルな声
「新しく出かけた美容室で、楽しみにしていた トリートメントを初めてやったけど、ものの2分 くらいで終わってしまって… あれ、効いていたのかな?よくわからないのよね…。」
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最近、ヘアサロンを変えたという知人から、 美容室での出来事を聴かせてもらいました。
この、知人の 「美容室での出来事」は、 「お客様の声に耳を傾けなさいよ!」という リアルなご意見である、と思って聴かせてもらいます。
真摯に受け止め、美容師仲間である皆さんにも お伝えしようと思います。
よくわからない→価値が伝わっていない
「ちょっと聴いてくれる?私が受けた美容室でのサービス、これってどうなの??」
美容師以外の知り合い、友人と話していると 美容室での出来事を聴かせてもらうことが、あります。 みなさん、それくらいサロンでのサービスについて、感じることが多いのだと思います。
よかったことも、もちろんあるのですが、 よく、耳にするのは
「今、何(どんな技術)を施しているのか。」 「何のためにやってるのか。」 「それをするとどうなるのか。」
それを伝えてもらえないことがある。 良いのか悪いのか、要るのか要らないのか判断ができないし、価値がわからないといいます。
そして
「何に対してお金を払っているのか、よくわからない。」 「結局、どこのお店に行っても変わらないなら、どこでもいいか、ってなる。」
というご意見。
自分の仕事も振り返り、改善する点は?と考えさせてもらう機会です。
説明することで付加価値がつく
「察する」とか「控え目であること」「言わなくても伝わる想い」など日本人の美徳というものもありますが、
サロンで行うサービス(技術)に関しては、 お客様はお客様のプロではあるけれど、 美容師ではないので、わからないことはたくさんあります。
念じていても伝わりません。
美容師も自分自身が、ほかのお店でサービスを 受けるとしたら、よくわかると思います。
例えば、レストランでも ただメニューに書かれたもの、よりも
「今朝、□□産の新鮮な白身魚が入ったので、 シェフこだわりのドレッシングでカルパッチョにしました!」
と言われたら、「ではそれをお願いします!」 となりますよね。
ただの魚料理ではなく、よりおいしく感じたり、一緒に食事する人達とも幸せな時間を共有できたり、さらにお店の人とのコミュニケーションが 増して、価値が何倍にも膨らむかもしれません。
※↓↓これはイメージです
美容室でも同じことがいえます。
特に、初めて出かけるサロンでは、 初めて体験することばかりなので、
「これまでにもトリートメントは体験されているだろうから。」ではなく
「このお客様が私たちのサロンで行うことは、 すべて初めてのこと。だからこそ、きちんと伝えよう!」
そう言った姿勢も、お客様は見ているはずです。
お客様に判断してもらう前に自分たちがすべきこと
ここにはどんな価値があるのか? 私が通う価値があるのか?
それは、お客様が判断することですが、
自分たちのサービス価値を伝えているか? 高めていかれるか?は 提供する側の問題、課題でもあります。
日頃の仕事に向かう姿勢、 お客様の前に立ち、自分たちが伝えたい価値は 何か?
ちょっと立ち止まって、見直したいことです。
Aya Horiguchi
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