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生活に使えるMBA理論~蜘蛛の糸~(11)  ふりかけ作戦

生活に使えるMBA理論~蜘蛛の糸~(10)  熱意と能力|Aggrieved Duckling (note.com)

巷では学校給食にふりかけを持参することの是非が話題になっている。

食べ残し問題の解決策としてふりかけを持ってくるというものなのだけれど、
作った人に失礼、持ってこれない人との公平感という反対派
ふりかけで食が進むならいいではないかという賛成派

そもそもの解決すべき課題は食べ残しを減らすということであったはず

ということを考えていたとき、

クライアントの一人から、同じことでもちょっとした視点の変更で楽しかったりつまらなかったりするというコメントを聞いた

(利益) = (収入) - (費用)については既に書いた
(収入)には(うれしい、楽しい)が含まれる
やること自体が楽しいとか、結果として1番になるからうれしいとか、誰かが喜んでくれるのがうれしいとか

(費用)には(苦しい、だるい)が含まれる
失敗したらいやだからとか、できなかったら笑われるとか、めんどくさいからとか

日本の場合は超絶マゾの苦行大好き文化なところがあるので、
「イヤでも我慢してやる」とか「根性」とか、昭和はまだ残っている

目的はなんでしたっけ?
我慢してやって、誰かに言われたからって理由だけで根性出してやって身に付くのは忍耐力です
別に忍耐力がつくことは悪いことでないと思いますけど、それが当初の目的でしたっけ?

我慢してやるというのは、(利益) = (収入) - (費用)の公式を捻じ曲げてでもやるということではないでしょうかね

つまり赤字の垂れ流し

今回のクライアントさんのケースは、視点を変えるだけで(費用)=気が重いを軽減させるというものでした

ボクはふりかけ作戦を使うことがよくあります
別名: 外濠を埋める作戦

一昨年、地元のトライアスロン大会に出ました
このときボクはメディアに連絡して取材に来てもらったり、友人にドキュメンタリービデオを撮ってもらったり、友達に参加を宣言したり、というふりかけをかけました

なぜなら、ふりかけがないと挫折してトライアスロン大会を途中であきらめてしまいそうだったから

退路を断つと同時に、まわりのみんなが応援してくれる絵を想像すると、それ自体が(うれしい、たのしい)になります
同時にコミットメントにもなるんですけどね

このように、目的が決められたとき、如何に(利益) = (収入) - (費用)の利益を極大化するかを考えてちょっとした工夫を加えると、行動力はつきます

ふりかけ?
ボクはいいと思います



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