週末の出来事
エアコン
先週設置していただいた新しいエアコン。直後はしっかり動いていたのだが、今週に入って巨大扇風機に成り下がる。おかしいということで設置した業者さんにもう一度来ていただいた。前回とは違う方がいらっしゃった。
室外機と室内機をつながく管の中にはガスが本来充満しているはずだが、圧力を測定してみるとまったくない。そこでガス漏れだということで、管と室内外機の接続部分に泡だつ石鹸水を吹き掛けて、漏れがないかを調べる。こうやってガス漏れがないか調べるのか聞いてみると、嘘発見器のようなものもあるが、敏感に反応しすぎるのであまり信用していないという。
結局ガス漏れは見つからず、前回の業者さんはいい仕事をしていたようだ。再びガスを入れ試運転してみると、ギンギンに冷えた空気が出てきて一安心。これでもう一度不具合が出たら、メーカー対応になるという。改めて品質問題は誰も得しないと感じた。近江商人の三方よしという言葉がある。買い手、売り手、世間、みんなが幸せになるような商売を指す言葉。部長にいただいたこの言葉が脳裏をよぎった。
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苔上パキラ丸
日曜日は久しぶりの晴天だったので、散歩もかねて近所のイオンモールに。そこで観葉植物のパキラを買った。
苔玉の上にのっているので、苔上パキラ丸という名前にしようといったら、妻に「長い」と一蹴。毎日苔玉を湿らせる必要があるらしい。虫が湧かないかが少し心配だが、室内に緑があるってやはり癒し。観葉植物のようは用でなくて葉なんだな。
蝉
蝉の幼虫がアスファルトのうえを這っていた。しっかりした前肢。土の中で生活してきたことが窺える。これから蝉になって、地上での短い時間を生きる。子供のころはよく捕まえようとしてしょんべんかけられたなあ。
日本物理学会
日本物理学会誌が届いたのでパラパラ。ブラックホールが熱を放射して蒸発するというホーキング博士の予言と、カオスな力学系の関係について最新の研究[1]が紹介されていた。ホーキング輻射については原論文[2]が読めます。面白いのは、ホーキング輻射がどうして起こるのかを直観的に説明することを求めて、類似の輻射が発生する別の物理系を横断的に見渡そうとしていること。たとえばカオス系や一次元フェルミ流体が挙げられている。物理的にはまったく異なる文脈でも、数式の上では高度に抽象化されているので、アナロジーの橋を架けることができる。ひとつの物理系でシンプルな解釈ができれば、それを他の物理系への意味付けに援用できるかもしれない。
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[1] T.Morita, Phys. Rev. Lett. 122, 101603 (2019).
[2] S.W.Hawking, Commun. Math. Phys. 43, 199 (1975).
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