「おいしい」について
私は約6年、飲食に携わる仕事をしています。
私自身、「食」が好きで、興味がある分野です。
たびたび、ふと思うこと。
「おいしい」と思う感覚は、食べるもの自体よりも、その時の環境と感情に紐づいている場合が多いのでは、ということ。
そして、「おいしい」の概念は人それぞれであり、無限の幅があるということ。
もちろん、一流シェフのこだわりのお食事は「おいしい」に値すると思います。
ただし、そのお食事を食べる環境が
お腹いっぱいのときや、嫌いな人や気を使う人と食べる食事であればどうでしょう。
本当に「おいしい」ものを食べたときのあの感覚と、顔のほころびはきっと生まれません。
一方で、登山の後に山頂で食べるカップラーメンや、スキー場で食べるカレーのおいしいことといったらありません。
私は「おいしい」ものを食べたいというのは
「おいしい」感覚を味わいたいということ、なのかなと思います。
本当に「おいしい」感覚を味わいたいときのセルフコントロールって、大事だなって。
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