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Apex Legendsの牙城が崩れた 何があった2021年12月のゲーム配信事情 2022年へのエピローグ

おはようございます。HYSです。

本日発信された、配信技研さんのライブ配信視聴ランキング。国内のライブ配信ゲームカテゴリの視聴時間をタイトル順に並べたものです。

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source:配信技研

ApexLegendsはこのランキングにおいて長らく、1位の座を守ってきました。僕がこのランキングにnoteで初めて触れたのが、2020年の7月。

Apexがこのランキングで1位を取ったのが2020年5月。

2020配信ランキングAPEX
source:配信技研

2020年5月~2021年11月まで、実に1年9ヵ月もの間1位の座を守り続けてきました。

Apexが抜かれた。

VALOの時代。

ネットでも早速話題になっています。

これを見てApexの衰退、VALORANTの勢い。こう思うかもしれないですが、ちょっと鵜呑みにできない現状があります。

今日はそのあたりについて触れてみたいと思います。

【2021年12月のゲーム配信視聴状況】

まずは2021年12月単月の状況から今回のランキングの考察をしていきます。

今回のランキングを見て、Apexの終焉を嘆くのはあまりにも浅はかで、察しの良い方はお気づきでしょう。

ランキング首位のポケモンは2021年11月19日に発売された日本が誇る世界的人気タイトルのリメイク。12月が配信のピークを迎え、1位に輝いたのは理解ができます。

普段はゲーム配信を見ない方や往年のポケモンファンなど、ポケモンだから配信を見たという方は少なくないはずです。数字からも推測できます。

ポケモンがこのまま長期的に1位いることは考えられません。今回の論点とは別の話ですので、割愛します。

ゲーマーの皆さんが、このランキングで気になるのはApexLegendsとVALORANTの順位。

2位のVALORANT、3位ApexLedends

僕も最初は驚きました。このタイミングで逆転するのかと。

冷静に振り返ってみると、12月に限って言えばこの順位もあり得る話。

まずVALORANTはベルリンで開催された世界一決定戦のファイナルの配信がありました。

それに加えて、12月の下旬には僕も記事にさせていただいたZETA DIVISION主催の大会”LIMITZ VALORANT ALL-STAR 2021”も開催された。

日本のVALORANTで今最も視聴者がつく大会が2回もあったということ。これがVALORANTの視聴時間が延びた直接的な要因。

直近の2021年11月と比較しても視聴時間は約2倍の数字に差があります。

VALORANTの2位はあくまでビッグイベントによるバフのかかった結果です。これもVALORANTファンであれば容易に理解ができると思います。

ApexLegendsもCRカップが延期になり、その代わりに衝撃の発表が記憶に新しいCRえぺまつりが開催されました。トータル同接は20万を超え、その人気っぷりは健在。

ApexLegendsは視聴時間がVALORANTにというより、ポケモンに流れたと考えるのが妥当でしょう。

実際、CRカップが予定通り開催されていれば、おそらく配信視聴時間2位はApexLegendsになっていたと思われます。(CRカップのスクリム分の時間が加わる為)

これらの要因が重なり、2021年の12月のランキングはこのような結果になったと考えられます。

【今後の配信事情は】

このランキングのおもしろいところ、というより本質は別にあると思っていて、ApexLegends、VALORANTの2つのタイトルの今後を占うことができる。

そもそも、このランキングは配信視聴ランキングで、

配信時間配信者視聴時間視聴者、平均同時接続数が集計されており、ここから見えてくることがたくさんあります。

次回はこれらの情報から、ApexLegends、VALORANTの両タイトルについて考察していきたいと思います。

昨年の6月に記事(※Apex Legends いよいよ尻尾を捉えられるぞ 最強の刺客)を書いていましたが、このときはまた様子が違います。

2022年1月のランキングはおそらく、またApexLegendsが1位に返り咲くと考えられます。

とは言え、ApexLegendsが長らく君臨していた1位から陥落したのは紛れもない事実で、これは2022年へのエピローグに過ぎないでしょう。

キーワードはストリーマー、競技シーン、そしてプロチーム、オフラインの動向。

いっぱいありますが、中でもCrazy Raccoonの動向は注目です。

次回も考察していきたいなと思います。

今日はここまで。ありがとうございました。

HYS

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