見出し画像

1冊の本とフランス一人旅

20代の時「地球の歩き方 フランス ‘98〜’99」
と共に1人でフランス1ヶ月の旅をしてきました

英語もフランス語も話せない 
もちろんスマホなんて存在せず
地球の歩き方に書かれた定型文を紙に書き、列車のチケット買ったりホテルのカウンターに出して宿泊できるか聞いたりしました

今でいうスマホみたいな感覚だったかもしれません
あの本がなかったら右も左も分からなかったです

リヨンという街の公園で「地球の歩き方をみ見ていたから日本人だと思った」という理由で声をかけてきた日本人がいました
フランスを巡って料理を勉強しているそうです
その事を本にしたいとも言っていました
そして、「リヨンでレストランに行きたいけど一緒にどうですか」と

フランスで夜のレストランに1人で行くなんてあり得なかったので納得でした
旅の中盤くらいでしたが、後にも先にもレストランで食べたのはこれっきりです
食事は覚えていないのですが、流暢なフランス語で注文してもらったことと、チーズがデザートということを教えてもらったことは覚えています
記憶力がないことを恨みます…

楽しいひとときでした
一つ悔やまれるのは
フランスに到着してすぐに、せっかくだからフランスでパーマでもかけてみようかと思い、安全を期してデパートの美容室で一番緩いパーマをお願いしましたが…
良い感じのアフロヘアが出来上がりました
髪質の問題でしょうね、強くかかってしまったようです
店員さんさんも複雑な表情でした
ホテルへ帰る途中にガラスに映る自分の姿に笑えて1人ウケしていました
アフロは良いのですが、せっかくの良き出会いにアフロだったのは悔やまれました

その時の人が、本を書いたら私のことも書いてくれると言っていました
ちゃんと書いてくれましたかー?

そんなことがあったきっかけでもある一冊なので、今でも私の本棚にあります
子供の本に追いやられ、自分の本は殆ど処分しました
数は少ないけど、私にとって思い入れのある数冊の本しかないのが私の本棚です


#わたしの本棚

この記事が参加している募集

わたしの本棚

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?