夜明け前から始まっている
坐禅は、「気持ち良い」と思えるまでは何年もかかるそうです。
坐禅体験の機会をいただき、なんとなく今自分に必要な気もして、初めてまともに体験しました。
開始時間が6:30ということで、会場に5分前までに着くことを考えると、4:45には遅くても起きていた方が良さそうだと思い、目覚ましを設定しました。
アーユルヴェーダでは、日の出の96分前からが神聖な時間とされているらしく、96分前に起きて口腔内を清めて白湯を飲んだり、太陽礼拝(ヨガのポーズ)をしてからマッサージをして身体を清める…という一連の流れがあります。
早朝の坐禅も開始までの流れを想定すると、ちょうど日の出の96分前くらいの時間に起きれば良い流れになりそうだったので、生活リズムを切り替える良いタイミングでもあると思いました。
いつもは出勤時間に間に合うギリギリの時間にしか起きられないのですが、その日は不思議と目覚ましが鳴る45分前、つまり4:00ちょうどにスカッと起きられました。前日は早く寝たというわけでもなく、睡眠時間はいつもより少ないはずなのですが、身体は辛くありません。日の出の96分前より少し早めでしたが、ゆっくり身体を動かして水分を取り、出かける支度をしました。
防寒はしっかりしていましたが予想よりも寒くはなく、空もお寺に近づくにつれて明るくなってきます。空気が澄んでいて、自転車を漕いでいると息が切れそうになるのを防ぐために、思い切り深呼吸します。
思い返せば、坐禅体験の会場に行き着くまでのこの一連の流れが、すでに自分にとってはとても意味のあるものでした。
自分に今必要なものに近づくために、身体が自然に反応しているような。
坐禅中は、ちょっと足の付け根が痛かったり、雑念が湧いてきたりと、「修行が足りん!」という感じでした。
本番は、これからですね。
続けていて意味のないことは、何もなかった。
どんな変化が自分に起こるか、これからが楽しみです。
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