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アメリカン・ファクトリーから学ぶ、 企業が海外展開する上で重要なポイント

「アメリカン・ファクトリー」はNetflixで配信されているドキュメンタリーなのですが、タイトルにある通り「企業が海外に業務を展開する上で避ける事が出来ない課題」をリアルに表現しているため、海外展開を視野に入れている企業にとって非常に勉強になる内容だと思います。

ネタバレになるのでドキュメンタリーの詳細は割愛しますが、「アメリカン・ファクトリー」のストーリーとしては、オハイオ州デイトンにあるGMの工場で働いていた従業員がGMの経営上の理由で約1万人以上が失業してしまいます。

そんな落胆の中、突如救世主が現れます。

中国で建築や自動車などで使われるガラスを製造している中国企業の福輝(フーヤオ)が同エリアに工場を作り、再び彼らの多くを雇用する事になるのですが・・

詳細は「アメリカン・ファクトリー」をNetflixから見て頂ければと思いますが、個人的には特に「人を動かす」部分で非常に勉強になるドキュメンタリーですので、ポイントを絞ってご紹介したいと思います。


他国で「人を動かすため」には何をすべきか


①まず事前に何が必要かを事前に把握しておく

中国での働き方、労働時間、生産性をそのまま違う国(今回は米国)に移そうとしても、全く同じやり方では通用しない。

その国や文化に合った働き方からスタートし、徐々に調整しないと生産性は向上しない。むしろ低下し、最悪の場合は撤退もあり得るため、大損害を避けるためにも、調査含め事前準備がとても大切。

国や文化による「働く意味」の違いを理解する

そもそも、なんのために働くのか。目的は何なのか。賃金が最優先なのか。根底は何か。国や人に尽くすべき事を伝える事で人は動くのか。チームで絆は作れているか。目的を共有する事は出来ているか。チームワークはどうなのか。それぞれ個人の課題は何なのか。それぞれ働く意味をきちんと把握した上で「共通の目的」に向かっているかを再度考え、伝える。

組合(union)が企業成長の妨げにならないためには何が必要か

労働者のために何が出来ているか。労働災害を避ける為には何が必要か。全て目先の賃金アップで解決しようとしてないか。生産性の向上には人力以外で対応出来る箇所(自動化等)は無いか。

しっかり課題に対して、社員と真剣に向き合う事。

一つでも「雑」になると全て「雑」になる。

今回のまとめ:

「アメリカン・ファクトリー」では中国企業の米国進出においてフォーカスしておりますが、日本企業にも通じる箇所が多々あるように思います。国によって文化や考え方が違う際、纏めるのに一苦労するかと思いますが、

「相手を理解する事がいかに必要か」を再度考えさせられる、

素晴らしいドキュメンタリーだと思います。

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