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ハイパフォーマーの必須条件「実行力」〜プランを行動に移し切る方法〜

今回は、頭で考えるだけでなく「行動として実行し切る人」になるための方法について話します。皆さんは、失敗の分析や計画を立てた後に、実行せずに終わってしまった経験はありますか?
実は、社会人でも実行まで移しきれる人はそう多くはありません。

だからこそ、自身の分析内容を行動に反映できる生徒は、大学受験だけでなく、大学 / 社会人になってからも活躍できる人材に成長することができます。
そこで今回は、分析内容を行動に落とし込むまでの方法について、お話しようと思います。

※これまでの記事では、効果的学習法分析ツール「Gmap-c」のGoal(目標設定)、Measure(現状・成果の把握)、Analyze(ギャップの分析・課題の抽出)について話をしており、今回は「④Plan:今後の対策・計画」の話をしていきます。

まずは、GoalからPlanまでの具体例を示します。

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④Planで行うことは2つあります。一つは、③Analyzeを基に今後の対策を立案する事で、もう一つはこの対策案を学習スケジュールに反映することです。それでは、それぞれのポイントについて話していきます。

■対策の立案
ここでのポイントは、「どのように(How)」を意識することです。これにより、③のAnalyzeで抽出した各項目について、改善・継続すべき事を行動できる状態まで落とし込むことができます。
例えば、③Analyzeの(1)の3つ目の項目「似ている単語を区別して覚える工夫をしていない。」では、次回の学習の際に、似ている単語を区別して覚えるための施策として、「似ている単語がある場合は例文と一緒に覚える」が④Planに反映されています。このように、行動できる状態に落とし込むことで、次の学習の際にスムーズに取り入れることができます。

■対策案を学習スケジュールに反映
行動に落とし込むために最も欠かせないことは、「行動に移すこと」「日付」を記入することです。なぜなら、多くの人が行動に移せない理由は、「分析をする日」と「実行に移す日」にタイムスパンが生じているからです。

上記の例でも、ほぼ全ての項目に対して、行動内容と行動日が記載されています。このように、日々の学習分析を行う際に、改善策の行動日までを明確にすることで、改善策を学習スケジュールに反映させ、スケジュール管理の際に実行内容への意識を高めることができます。

上記のように分析と行動がセットになる仕組みを作ることで、日々の学習の質を高めることが可能になります。

さらに、大学受験までの学習を見据える上では、継続的に学習効果を高めることが非常に重要になります。そこで、最後に登場するのが、Gmap-cの「c(Control, Cycle, Continue)」の部分になります。次回の記事では、この点についてさらに深堀りをして、日々の学習の質を向上させるためのGmap-cについてまとめていきたいと思います。

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