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青い星を見たくて

退屈な学習ばかりさせられていた僕にとって、先生の話はいつも面白くて、素敵で、輝きに満ちていて、その中でも特に興味を惹かれたのが青い星の話だった。
あの人はいつも嬉しそうに青い星のことを話していて、その横顔はずっと僕の脳裏に焼き付いている。

だから先生が死んでしまって奇妙な感情に襲われた僕は、教わらなかったこの感情の答えを知るために旅に出ることにした。
でも、それはイケナイことだったみたいで、今こうして僕はパワードスーツを装着した大勢の人間達に囲まれている。

『そのまま抵抗せず部屋に戻れ! ――物――号!』

言葉にノイズが入って男の声がよく聞こえなかった。僕には先生から貰った大切な<エスペロ>という名前があるのに、彼らは名前を無視して何かを叫んでいる。

『聞こえバァッ!?』

それがどうにもうるさくて、僕はまず叫んでいた男を殴り殺しながら、周囲に目を配って考えた。この人数の殲滅には……5秒くらい必要かな?

【一章へ続く】

#小説 #アクション #SF #イベント #逆噴射プラクティス #逆噴射小説大賞

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