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ブレイクウォーター

異世界というものがある。
その形式は様々であるが、一つだけ共通点があるとすれば我々の住む世界とは根本から違う原理で成り立っているということだ。
通常であれば我々の世界と交わることはなかったそれらの世界が、こちら側に侵攻を開始してきたのがここ数年の話。

かつては空想の産物と思われていた存在が現実に現れ、街を破壊し始めたことに人々は恐慌状態となったが、ある集団の登場が事態を変化させた。
異世界の侵攻を防ぐため表舞台に現れた者達、その名は――。

「<ブレイクウォーター>本部、こちら朝霧隊。目標地点に現着した」
『本部了解。すでに一般市民に被害が出ています。速やかに敵戦力の排除とクレバスの修復を実施して下さい』
「あいよ」

朝霧透は通信を終えると、仲間達の顔を確認しながら宣言する。

「敵世界の詳細は今の所不明。けどまぁ……いつも通りに戦闘開始だッ!」
「「「了解!」」」

返答と同時にエイミーが稲妻の矢で竜を撃ち落とす!

【続く】

#小説 #異世界 #アクション #イベント #逆噴射プラクティス #逆噴射小説大賞

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