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アレルギー体質の方は「白」の食べ物


白の食材は肺を癒してくれる

これまで健康を維持し、未病を予防するために、漢方の知恵を活かした食生活についてお話ししてきました。
青い食材は「肝」の機能を、赤い食材は「心」の機能を、黄色い食材は「脾」を支えるとご紹介しました。しかし、これらはあくまで一部に過ぎず、理想的なのは五色の食材をバランス良く取り入れることです。

カラーフードセラピーでは、現在、不調を感じている部位や機能に対応する色の食材を積極的に摂取することを推奨しています。ただし、ある色の食材だけを偏って摂るのではなく、全体のバランスを考えることが大切です。
ぜひご理解くださいね

では今日も五行配当表を参照しながら、その理念に基づいた食材の選び方について、詳しくお伝えしましょう。


カラーフードセラピーの基本になります

漢方の考え方において、「白」という色は五臓の一つ「肺」を象徴しています。この「肺」は、私たちの呼吸機能や皮膚の健康を支える非常に重要な役割を担っているとされています。
呼吸を通じて体内へ「気」を巡らせることで、全身の調和を保つと考えられています。また、漢方では肺と大腸は密接に関連しており、一体となって機能しているとされています。特に、「肺」のバランスが崩れると、最初に「鼻」に不調が現れます

息をすることが生きることの基本であるように、肺の健康は私たちの日常生活に深く関わっています。息苦しさや肌トラブルなど、些細なサインを見逃さず、体の声に耳を傾けることが、健康への第一歩となります。

空調や飲酒などちょっとしたことから鼻がムズムズしてくる

特に肺に不調がある方は
季節の変わり目、空気の乾燥しやすい「春先」「秋口」に
肌荒れや風邪をひきやすくなります
化粧品を変えていないのに肌が突然痒くなったり、赤みを帯びることがある。これは、肺の機能が低下しているサインかもしれません。

季節の変わり目に肌トラブルが出る

「白」のエレメンツは「金」タイプ

五行配当表をみると白のエレメンツは「金」となっています
「金」タイプの方の特徴は感受性が強いことが特徴とされています。
他人の痛みや悲しみに敏感で、それが原因で心が沈んだり、ストレスを抱えやすい傾向にあります。
このような心理状態は、肺や大腸に影響を及ぼし、気管支に不調をきたすことがあります。また、「金」の性質を持つ方は、アレルギー症状を起こしやすい傾向にあり、アトピー性皮膚炎や花粉症、アナフィラキシーなどを発症することも少なくありません。特に季節の変わり目に風邪を引きやすく、咳が長引くこともしばしばです。

咳が長引く、風邪の治りが遅い

「金」のタイプってこんな人

✅悲壮感、悲観を感じやすい
✅花粉症
✅鼻づまり
✅風邪をひきやすい
✅のどに痛みが出やすい
✅咳、痰が出やすい
✅声がれしやすい
✅アトピー性皮膚炎、乾燥肌、敏感肌、じんんましん
✅季節の変わり目に微熱が続く
✅便秘、または軟便

これらの未病の症状が多い方は「金」のタイプになります
:アレルギー性鼻炎
:咽頭炎・扁桃腺炎
:気管支炎・息がしにくい

「金」タイプに必要な「白」の食べ物

さらに、漢方では外からのアプローチも重要視されています。白い衣服を身につけることによっても、内側からのケアと同様に、肺や大腸の働きを穏やかに保つ助けになります

日々の忙しさの中でも、このような漢方の智慧を取り入れることで、未病を防ぎ、健康な身体を維持するための資産を築くことができます

白のベッドメイクもお勧めです


肺と大腸は一見、関係ない臓器に感じますが潤いが不可欠である点では
非常によく似ています。
中国医学でいう「肺」は気管支や肺のみでなく全身に水分を行きわたらせる
機能全体を指しています。
この調整がうまくいかないために気管支が乾燥気味になって風邪をひきやすくなったりします。

心身の疲れやストレスは、睡眠の質に直結するため、日々の疲れをその日のうちに解消し、心地よい眠りにつけるよう心がけることがとても大切です。
悲しい結末のドラマや小説などは就寝前に見るのはやめましょう
また、栄養バランスの良い朝食をしっかりと取ることで、一日の活力を支えることができます。金のエレメンツの方は朝食から見直してみてください

金のタイプの方は朝食から改善してみましょう


さらに、自分をリフレッシュさせる趣味を持つこともおすすめです。
趣味に没頭することで日常の悩みを忘れ、心に余裕を持つことができるでしょう。
悩みを深堀せずケセラセラで過ごしましょう

「白」を連想させる食材には、体内の水分を補い、乾燥からくる不調を和らげる効果があるとされています。
また、五行配当表に基づくと、白い食材は「辛」の味に該当するため、辛味のある食べ物との相性が良いとされています。
これにはハッカ、ショウガなどの香り高い食材が含まれ、これらを積極的に取り入れることで、特に肺や大腸の健康をサポートすることができます。

他にも白の食材は色々ありますが
お米、うどん
にんにく、らっきょう、酒かす、麹や
豆腐、チーズ、乳製品
鶏肉やイカやほたても白の食材になります
米や麺類の炭水化物はダイエットの観点から避けられる方も

多いですが体の水分を補ったり胃にもやさしいので
ぜひ1日に1度は摂って欲しいですね

よく噛んで召し上がれば太ることもないです

次回のテーマ

いかがでしたでしょう?
次回は5色の最後の食材「黒」の食材についてお話しします

体調がすぐれないとき、医師に診てもらっても「特に問題はありません」と言われてしまった経験はありませんか?
このような症状は、漢方医学でいう「未病」という状態に該当します。未病とは、まだ病気として顕在化していない微妙な健康不良の状態を指し、体調不良の背景にある体質の問題を見極め、食生活や日常習慣を見直すことで、将来的な病気のリスクを減らすことができます。

自分にとって最適な健康維持の方法を見つけることは、まさに健康を
守る貴重な資産と言えるでしょう。あなたに足りない色は何でしょう?
ぜひ次回も楽しみにしていてください

自分をもっと大切に丁寧に生きることが養生法の基本です


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