ADHDとか。~その13私は本が読めない~

自分には色々とコンプレックスがあるのだけど、その中の一つに「本が読めない」がある。

文字が読めないという訳ではないし、読解力は…大学時代に専門の美術ではない、日本文学演習かなんかの授業での単位で10を取ったことがあるので(私が4年間唯一取った10でもある…)、たぶんそれなりにあると思う…(先生との相性が良かっただけな気もする)。

本を読むのに、集中するのにかなり苦労する。

読んでるうちに気が散ってしまい、文字が滑って頭に入らなかったり、そのことに考え始めて読み進まなかったり、読んでるうちにどこまで読んだかわからなくなったり、そうなると進まないことにイライラして読むのに苦痛になっていくので、本を開くことすら敬遠するところがある。

うちには全部読めてない本がたくさんあって、負債のように感じている。

読めないわりに本を読める人になりたいという気持ちがあり、本ばかり買ってしまう(同じ現象として、掃除が出来ないのがコンプレックスで、私は掃除用洗剤ばかり買ってしまう…)。

読めないわりには文章は書けるので、そのアンバランスさもコンプレックスだったりする。

ちなみに私が文章を書くのは「承認欲求が強いから」書いてるだけだと思っているので、文章を書いてしまうことを恥ずかしい行為と思っている。

しかし、自分では恥だと思っているけど、それで一応仕事をもらえたりしているので(私はWEB媒体でファッションのライティングをしてたりする)、ラッキーだなぁという感じである。

仕事として書くことや、教えるのに資料を読まなきゃいけないので、本が読めないのは結構致命的だなと感じていて、どうしたらストレスなく読めるのか考えている。

インプットが極端に少ないのも、現在はなんとかなってるけど、そのうちありとあらゆるものの密度に影響しそうなので、危機感も感じている。

現在はありがたいことに、この『ADHDとか。』を結構読んでくれている方がいて、「わかりやすいですね」とか「文章力ありますね、一気に読みました」と言ってくださる方までいて嬉しく思うし、そんな評価をもらえるとは思っていなかった。

文を書くことも含め、最近は自分に対して良い評価を頂ける人がいる反面、自分は「でも、本読めないし…」など考えてしまって、あんまり素直に受け取れなかったり、自己評価とズレることがあって、それがたまにストレスというか、不和みたいなものが生じて、ちょっと不安定になることがある。

現在は環境的に恵まれており、それを得るのに自分もそれなりに努力をしていると思うけど、頭と心が一致しない、そんな感じだ。

話が逸れたが、知人で「kindleを読み上げにして本を読んでいる」と聞いて、それは良さそうだなと思った。

もしかしたら、文章の視覚認知が苦手で音声認知の方が得意な可能性もある。

私にはちょっと不思議な能力があって、パソコンでパターンを引きながら他人と簡単な雑談することが出来る、というか、むしろ雑談しながらの方が捗るときがある。

一度コーヒーショップで仕事しながら、隣の会話が全部聴こえていたことがあって、でも仕事は時間通りに間に合ったので、言語を認知したり、話すという左脳の作業と、パターンを引く右脳的な作業が両方同時進行出来るのかもしれない。

自分の認知の癖みたいなものが少しわかってくると今度は他人の癖みたいなものにも興味が湧くようになった。

とりわけ私の場合は、教員をやってる関係上、そういう認知について知っておいた方がいいのかもしれないと思っている。

と、思っても資料を読まなきゃいけないので(笑)、どうしようかしら…という(振り出しに戻ってしまった)。

何か良い方法があれば教えてください。

#ADHDとか #ADHD #発達障害 #cakesコンテスト

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