方向音痴の人は何故自信があるのか。
話せば長いので、そのうち書くかもしれませんが、来月私は入籍することになりました。
なんとまぁ。
そんでもってうちの両親が東京に来ることになりました。
ここ数日、スケジュールを詰めたり、飛行機のパックを予約したりでバタバタ。
私の九個下の従姉妹が旅行会社に勤めているので、チケットの手配などはありがたくも難なく出来たのですが、そんな中、宿泊先をどこにするかの話が。
うちの母はめちゃくちゃ方向音痴だし、両親とも東京に来たことが全然ないので、私は従姉妹に「品川近辺の宿がいい」と伝えました。
品川なら空港からも近いし、山手線内ですから。
従姉妹は、安めの品川シーサイドのホテルと大崎の高めのホテルを提案してくれました。
私は場所を確認して「こりゃ品川シーサイドは無理だ…」と思って従姉妹に「大崎がいいと思う」と伝えたら、「さっと(うちの母のこと)は品川シーサイドでいいよって言ってたよ」と言われて「えー…」。
うちの母は私から見たら方向音痴ですが、本人は六十年近く生きているのに自覚がないことを知りました。
母の方向音痴は「たぶんこっちな気がする」とか「みんな歩いてる」とズンズン歩いていくような人で、というより確認もせずズンズン歩いて「お母さん場所わかるんだよね?」と聞いたら「え?知らないよ?」と言われたりします。
毎度私は「!?」となるのです。
その話を会社でしたら、なかなか天然の同僚が「私もそのタイプで、しかも自信満々で先頭きってみんなを引き連れてしまう」と言っていて、他の先輩から「…少し自信なくそう!!!」と言われてました(笑)。
そうなのです、どうして方向音痴の人は己の道のわからなさを過信するのでしょうか?
あるとき、神田のレストランで食事会のときに、年下の友人がなかなか来ないので連絡したところ、「今どこかわからないです…。あっ!駅がありました!東日本橋です!」と言われたことがあります。
「そのまま電車に乗って〜!」と言い、そのあと神田駅まで迎えに行きましたが、その子に「Googleマップあれば迷わなくない?ちゃんとGoogleマップ見てる?」と聞いたところ、「たくさん見ると迷いそうなので、一度しか見ません!」と言われて、また「!?」となりました。
「私は一度Googleマップ見て確認したら、そのあと1分くらい歩いてみて、Googleマップで位置確認してちゃんと方向合ってるか確認するよ??」と言ったら、友人が「!!!」となってました(笑)。
その友人は自分の方向音痴ぶりに自信満々ではなさそうですし、迷うのを自覚して前日に場所確認したりするのですが(ロケハンか笑)、道に迷う人はなぜ過信するのだろうか…と思ってみたり。
しかし、そんなことを考えていたら、多くのよくやらかしてしまうミスというのは、過信とかものぐさだったりするなぁとふと思ったりしました。
私自身もADD(不注意優勢型)で、よくスケジュールをダブルブッキングしたりしますが、考えたら人と話してるときにちゃんとスケジュール確認しないまま返事したり、そもそも予定を書いてなかったりしてるなぁと。
それって自分のスケジュール管理能力を過信してるか、多分そういうことに意識が向かないところがあるんだろうなぁと思います。
やっぱりちゃんと出来てる人を観察すると、確認作業をしっかりしてたり、時間に余裕を持って行動していたりするなぁと。
ちなみに私のパートナーは方向音痴ですが(空間認識能力が低いっぽい)、スケジュール管理はマメにスマホに入れており、早めに到着するよう家を出たりしてるので、横目で「あ〜、ちゃんと出来る人はこういうことしてるのか〜」なんて思って見てたりします。
そんなわけで最近はスケジュールをパートナーと共有し、道を歩くときは私が道を調べるというような共存共栄をしていたりします(笑)。
しかし、自分一人でもちゃんと出来るようにならないとなぁと、出来る人を観察する毎日です。