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孤独の入院 season1

これは私が先週の土曜日、腰に激痛が走り、動けなくなり救急搬送の末に入院した話です。

 私は34才の一人暮らしのサラリーマン、親も親族も遠方に暮らしています。そんな私が先週の土曜の昼、お出かけ前に着替え中、靴下を履こうとしたら腰に違和感!?あれあれ?と思っているうちに腰が固くなって痛くなってその場から動けなくなってしまいました。これが12時30分ぐらいのことでした。

 動かず安静にしていれば動けるようになると思っていたのですが、いっこうに回復の兆しゼロ。かろうじて激痛の隙間を縫って匍匐できるレベル。とりあえず同じ市内にいる彼女にきてもらう。14時過ぎても状況は変わらず、さすがにヤバい。これって救急車呼んでいいレベル?それとも呼んだら無駄遣いするなって叩かれるやつ?そんな葛藤もしましたが、このままではタクシーにも乗れないため119。

このときにこちらとしては症状を伝えたい気持ちが強いのだけれど、まず住所を聞かれるのでそのつもりでいたほうがいいです。

 入院覚悟でとりあえず財布と携帯電話、靴このご時世なのでマスクを用意してるうちに救急車到着。3名の救急隊の方に親切にしていただき、搬送先の病院が決まり病院へ

 病院へつくと、軽い問診を受けレントゲン検査。そして痛み止めの座薬をして待機。が、ほぼ症状変わらず。1時間弱待っても、ずっと痛い。歩けもしないし一人で立てもしないし座れもしないので入院を決意。入院を決めるといろいろ説明を受けるが頭に入ってこない。座れないから書類も書けない。そんなこんなでPCR検査を受け、胸部レントゲンを撮り。病室へ‥ここで付き添ってくれていた彼女とお別れ。

 このご時世なので基本面会不可、PCR検査結果が出るまで個室で待機。そしてMRI検査へ。思ってたよりも狭くて、あり得ないぐらいうるさい!それを20分!今まで閉所恐怖症の自覚がなかったけど、途中過呼吸になりかけた。

さて、困ったことに身の回りのものが何もない。退院するためにはさらに身元引き受け人と保証人(入院費が払えなかったときに病院が請求する人)が必要みたい。

いない!追加で家から荷物(判子とか携帯の充電器とか歯ブラシとか)をもって来てくれる人も保証人なんてもってのほか。遠方の親を1泊2泊の入院で呼ぶのも大変だし。

つまるところ今回は彼女にそれらをありがたいことに面倒みていただき。なんとか退院できそうです。

といっているうちに診断結果がでて、椎間板ヘルニアでした。ホントに何も動けませんでした、上半身裸で身動きとれず焦りましたが、今では歩けるまで回復してます。

今回の教訓として、一人で暮らすリスクと家の中を把握してお願いできる人がいることの大事さです。いないならいないでなんとかなるのかもしれませんが‥この機会に少しでも考えなきゃなと思いました。

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