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目の前のことに落ち込まない。私はいつだって「スロースターター」

こんにちは。
腹痛のヒーロー ストマックエイクです。

以前に「IBSにとって環境の変化は最大の敵」ということで、
私自身がひどいIBSの症状がある中で海外留学(バンクーバー)を志した、という内容で書かせていただきました。

前回の記事はこちら
https://note.com/hero_stomachache/n/n910975661091

今回はその話の続きです。
度重なる試練?を乗り越えて海外生活が始まったわけですが、まだまだ始まったばかり、今思い起こすと、これまでの試練は鼻くそレベルで、まだまだこれからいろんな経験をしました。(やらなくていい経験も含めて 笑)

今回の記事ではあまり腹痛に関する内容ではありませんが、
せっかくなので苦かった過去も「全部ネタ」だと思って書いてみることにしましたので、読んでいただいた後に、少しでもポジティブになっていただけると幸いです。

決してふざけてなんかいない。周りからの冷たい視線

ホームステイ先から学校へのながーい道のりを迷いに迷って、やっとのこと学校にたどり着いたわけですが、なんとその日は学校初日ということもあり全員がクラス分けのテスト(TOEIC)を受けなければいけない日でした。

かなり遅れての登校になってしまったので、テストはもうすでに終了しており、慌てて1階の受付にいくのでした。受付の女性に勇気を振り絞って「I'm late!」と言い遅れたことを告げるのでした。

いろいろ質問をされたのですが、全く理解できず、お話にならなかったのですが、「Basement」と書かれた紙を渡されました。そうです「地下」という意味ですね。でも私はそれすらわからず、その場で辞書も調べることもできないので、目の前に階段があるにもかかわらず、とにかくそのまま奥へ突き進むのでした

「ふざけてんのかよ」と言わんばかりの表情をした受付の女性が私のところへ駆け寄って、階段まで誘導してくれました。その後ちゃんと辞書で調べて彼女の表情が険しかったことに腑に落ちるのでした。渡された紙には、部屋番号らしきものもあり、その番号の教室まで誘導されるのでした。

そこには、テストを終えたであろう数十名の生徒がオリエンテーションをしており、皆の冷たい視線を浴びながら、訳もわからず静かに空いている席に座るのでした。

何が何だかわからない。生まれてはじめてのTOEICテスト

オリエンテーションが終わり、先生が私のところへきてくれて別室へと案内をしてくれました。案内された先は職員室のような場所で、尋問されるのかと言わんばかりの雰囲気の中、先生が資料とラジカセを私の目の前におくのでした。そう、それは受けるはずだったクラス分けテストのセット一式でした。「まずはテスト受けなさい」とたぶん言っていたのでしょう。

通常であれば、放送を聞きながらリスニングパートを進めるのですが、私のために放送を流すわけにはいけないので、ラジカセを用意されたのでした。どんなテストなのかも全くわからず、とにかく指示受けながら、全職員が見守る中テストが始まるのでした。

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早速、ラジカセの再生ボタンが押され最初の試験の概要説明がはじまりました。が、私が最も驚いたのは、問題文を含めてテストの内容が全て英語だったということでした。いやいや、そんなん当たり前やろ!受けたことなかったんかーい!というツッコミが入ってもおかしくないですが、TOEICは初めての受験で、本当に無知のままここまできたんだな、ということに気づかされました。

成長不可避。想定内のテストの結果

TOEICテストの構成は、今はわかりませんがざっとこんな感じです。

《構成》
・概要説明(数分)
・リスニング(約45分間・100問)
・リーディング(75分間・100問)

《配点》
・1問5点で合計990点満点で採点
・25問が3択、175問が4択

まぁ簡単にいうと、
「2時間で200問  3択もしくは4択のマークシート方式のテスト」です。

そんなこともわからず、ただひたすらテストを受けるのでした。
英語による概要を聞きながら進めるのですが、ここでありえない事態が起こるのです。「やべ、リスニングテストが始まっているのかどうかもわからない」
もういろんなことが起こりすぎて頭の整理が追いついていないのと、英語もわからなさすぎて、1問目がどこから始まっているのかもわかりませんでした。概要説明長すぎないか?もしかして、もうリスニングテスト始まってんのかな?と疑問を抱くようになり、先生たちが見守る中、第1問目のマークシートの回答欄を塗りつぶすのでした。

そこですかさず先生からツッコミがはいるのでした。
「いやいや、まだ始まってねーから!」(絶対こう言っていた)
私は「ですよねーw」と言わんばかり表情で、まだ答えのわかるはずのない第1問目をといてしまいました。斬新すぎますよね。
でも、もうミスは許されません。目が覚めました。
しっかりリスニングを聞きながら、「No.1〜」という言葉だけを聞き逃さないようにテストに向き合い、2時間の死闘の末、なんとかテストを終えることができました。

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テストの結果はなんと990満点中235点
まぁ当然の結果でしょう。でもやりきりました。
200問全てにちゃんとマークができているかに最も集中しました。

でも、私はあるひとつのことに気づいたのです。
235点ってことは、単純計算で47問に正解しているということ、
つまり、200問中47問が正解したことになります。

いや、4拓でしょ?しかも25問は3択。
感の良い方はお気づきだと思いますが、もちろん確率の問題ではないが、
全て「a」にマークしても250点以上とれる計算になってしまうのです。
そう、わざとはずしにいかないとこんな点数取れないのです。

これに気づいてしまった時、普通に立っていることすらもできないくらい落ち込みました。
でもここは逆転の発想で考えることにして「伸び代しかない」じゃないかと考えるようになったのです。
そう、これ以上退化することはなく、むしろ「成長する未来」しかないのです。

思ったよりグローバル。待ちに待ったクラス分け

もちろんクラス分けは、最もレベルの低いクラスからの出発でした。
そこには、自分が想定していたよりもいろんな国からきた生徒がおり、
メキシコ・中国・韓国の方達がメインでした。
大体の日本から来た人は、もうひとつ上のクラスから始まるみたいで、
そのクラスは日本人・韓国人が半々みたいな構成でした。
このようなクラスになってしまうと、日本人同士で馴れ合ってしまい
お互い日本語で会話をしてしまうようになってしまうのです。

もちろん私の通った学校は厳しく、学校から2ブロック圏内では母国語での会話は一切禁止されており、2,3回見つかると退学みたいな規則もありましたが、そもそもみんな全く会話ができないのでこっそり話したり、学校から離れて思いっきり日本語を話したりするのです。

この状況も「よし!いろんな国の人達と仲良くなれるチャンス!」
そもそも日本人ほとんどいないから、日本語使えないし、頭悪くても退学は無いぞと思えるようになり、大袈裟ですがテストの点数悪くてよかったとも思えるようになりました。

いかなる時もポジティブに。これが「私のやりかた」

私の場合は度が過ぎているかもしれませんが、
私が何か新しいことを始める時はいつもスロースタートです。
最初から「あ、これは自分向いているな」とか「才能あるわ」なんて過去を振り返っても感じたことはありません。

だからこそ、より厳しい環境に身を置くことポジティブになることが生きる術でもあり、そうしないと精神的に身が持たないのです。

生きているとどうしても落ち込むことや、他者と比べて自分の非力さを目の当たりすることって死ぬほどありますよね。でも、プロセスで人と自分を比較する意味なんてほぼ無いと思っていますし、うさぎと亀の亀ではありませんが、最終的に勝てばいいのでは?過去の自分を超えていればいいのでは?と思います。

人それぞれやり方はあれど、ポジティブに捉えて気持ちを整理すること自体は、そこまで難しいことでは無いはずです。少しだけ腹痛の話をしますが、こういったポジティブシンキングはきっとIBSを克服するきっかけにもなるはずです。

そんな感じで、これから語学習得に励んでいくのですが、続きはまた別の記事でお伝えできればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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