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青春は心の若さである

今回は英語に関する記事ではなく、
読んだ本についてのご紹介と感想を少し。

90歳になる祖父から紹介された本。


祖父の大学時代の友人が翻訳した本とのことで、
半ば強制的に(笑)読むことになりました。

祖父はこの本に記された青春(youth)という詩を読んで欲しいと。

まず、本を開き、序文の第一節。

「青春」の詩がうたいあげるのは、生あるかぎりみずみずしく生きたい、というひたむきなこころである。

青春は心の若さである
サムエル・ウルマン
作山宗久訳


この”みずみずしく生きる”という表現が、
あまりにも素敵で心揺さぶられました。

自分は”みずみずしく生きているか?”

今後の人生、自分に問いていくことになりそうです。


思えば20代。

やりたいことも見つからず、目の前の仕事に忙殺され、ストレスを抱える日々。
(楽しいことももちろんあったけど)

渇きを満たすため、アルコールに頼り、朝起きたら喉カラカラ。
そんな生活を送っていたように思います。笑

30代。

海外移住を志し、英語学習を始め、色々な人に出会い、今は移住直前。

ぅおっ。

ちょっと湿ってきたぞ。

潤ってきてる。

なんか”みずみずしさ”のありかを見つけられそうだ。

そんな状況。

長い人生、きっとその時々で”みずみずしく”感じることは変わっていくのだろうけど、その感覚に正直に行動に変えていきたいものです。

せっかくですので、備忘も兼ねて”青春(youth)”を記しておきます。

青春とは人生のある期間ではなく、
心の持ち方を言う。
薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな手足ではなく、
たくましい意志、ゆたかな想像力、燃える情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。

青春とは臆病さを退ける勇気、
安きにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、二十歳の青年よりも六十歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うとき初めて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、熱情を失えば心はしぼむ。
苦悩・恐怖・失望により気力は地に這い精神は芥になる。

六十歳てあろうと十六歳であろうと人の胸には、
驚異に魅かれる心、おさな児のような未知への探求心、人生への興味の歓喜がある。
君にも吾にも見えざる駅逓が心にある。
人から神から美・希望・よろこび・勇気・力の
霊感を受ける限り君は若い。

霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ、
悲歎の氷にとざされるとき、
二十歳であろうと人は老いる。
頭を高く上げ希望の波をとらえる限り、

青春は心の若さである
サムエル・ウルマン
作山宗久訳


“青春”とは心の持ち方。

沁みるぜ…。

確かに学生時代、目標に向かって仲間とひたむきに頑張っていたあの頃は自分にとっては確実に”青春”で、全く臆病さなど持ち合わせていなかった。

これからも自分が心魅かれるものに素直にチャレンジすること、一緒に頑張る仲間に囲まれていることが”青春”であり、”みずみずしい人生”なんだろうと思う。


皆さんは”青春”してますか?


おじいちゃん、ありがとう。

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