見出し画像

ペイント大全ビギナーズ:はじめの一歩

<<<ハーミット・カウンシル総合もくじ
<<<ペイント大全総合もくじ
<<<🔰趣味人への道(初めての人はこちら)

ようこそ!

この買い切りマガジンは、これからミニチュアペイントを始めたい人や最近始めたばかりの人、つまり「初心の友」向けに、定期購読マガジン『ミニチュアペイント大全』から選りすぐったエントリーをまとめたものだ。『ペイント大全ビギナーズ』は、定期購読型ではなく買い切り型なので、一度購入すればいつまでも読むことができる。

『ペイント大全ビギナーズ』では、ミニチュアの組み立て方、ペイントに必要な道具、下地作り、基本的な塗り分け方、立体感の出し方、陰影のつけ方など、ミニチュアペイントの初歩的なノウハウがひとまとめになっているんだ。

ここに収載されているのは、どれも汎用的なテクニックや心得ばかり。オールドスクール・ファンタジーミニチュアはもちろん、SFだろうがミリタリーだろうがヒストリカルだろうが、どんなジャンルのミニチュアにも活用できるし、水溶性カラーの筆塗りでペイントするなら、プラモでもガレキでも何にでも応用できる。

ミニチュア製作には「正解」もなければ「王道」もない。唯一解がないのがホビーの面白いところだし、「みんな違ってみんないい」は、とても大事なことだと思う。だからと言って、最初から「好きに塗ればいいじゃん」と言われても、そもそもどうペイントするのかわからないのだから、これは困る。ペイントを始める時、あるいは始めたての時は、とかく五里霧中で、何から手をつけたらいいか分からないことも多いと思う。そんな時『ペイント大全ビギナーズ』が、君の良き案内役になってくれるはずだ。

『ペイント大全ビギナーズ』で紹介しているのは、俺の経験則から来ているもので、一つの具体例でしかない。でも、この具体例が、君自身のスタイルを作る上での足がかりになれば、とっても嬉しい。

楽しんでくれ!

籾山庸爾

画像1

● 本書で使う塗料について

画像2

ミニチュアペイント大全では、コートデアームズを使って様々な筆塗りペイントテクを紹介しているが、君が望むのであれば、現行シタデルカラー、ファレホカラー、アーミーペインターなどなど、他の水溶性カラーでもそのまま活用できる(それぞれのカラーには得手不得手があるし、好みもあるだろうが、テクニック自体はそのまま応用できる)。ただし、タミヤアクリルや水性ホビーカラー、アクリジョンは、上記の各種カラーとは塗料の性質が違うから、同じようにはいかない。そこんとこは注意してくれ。

コートデアームズ」は、初代及び2代目のシタデルカラーとして勇名を馳せた水溶性カラー(水性アクリル塗料。水性エマルション系塗料とも)である。俺は長年これを愛用しており、どうしても皆に紹介したかったので、メーカーと話をつけて輸入販売することにした(ハーミットイン商店で購入できる)。

コートデアームズがどんな塗料なのか、どういう特徴があるのか、どんな色があるのか、基本的な使い方や手入れの方法などなど、コートデアームズにまつわる基本的な情報は、無料noteマガジン「コートデアームズ」にまとめてある

ミニチュア製作ツールガイド

画像15

ミニチュアを手元に置いておくだけでなく、作り、塗りたくなる時が来る。
ミニチュア製作ツールガイドでは、どんな道具が最低限必要で、予算はどのくらいで、どこで揃えるかを紹介しよう。俺自身が現在どんな道具を使っているかのREALな現実も君とシェアする。

ペイントスペース伝説

画像5

組み立てたミニチュアにアンダーコートを済ませていよいよペイント! けど、どんな場所を用意して、どんな道具があればいいんだろう?
ペイントスペース伝説では、ミニチュア、コートデアームズなどの水溶性カラー、君自身に加えて必要な「7つ道具」を紹介。

ミニチュア組み立て伝説

ミニチュアには、メタル、レジン、プラと様々な素材がある。いわゆるプラモとは多少勝手が違うし、メタルやレジンに初めて触る人も多いだろうね。
ミニチュア組み立て伝説では、どんな道具を、いつ、どのように使ってミニチュアを組み立てるかを紹介。

アンダーコート伝説

ミニチュアの素材が何であれ、アンダーコート(下地塗り)をちゃんとすれば、カラーの定着力が高まり、発色も良くなる。せっかくペイントするんだから、色ハガレしにくい方がいいよね。
アンダーコート伝説では、ミニチュアペイントで大切な下地作りの方法について細かく紹介。

フラットペイント&筆洗い伝説

ペイントで最も基本的かつ大切なのが、ベースコート(基本色の塗装)で用いるフラットペイント、すなわちベタ塗りテクだ。また、筆をどう洗うかは、君のミニチュアペイント自体に大きな影響をもたらす。
フラットペイント&筆洗い伝説では、フラットペイントのやり方と、これから沢山することになる筆洗いについて詳しく紹介。

シェイディング伝説

画像7

シェイディング。薄めたカラーやシェイド、インクを使った陰影づけの方法だ。手早く、しかし効果的な陰影をつける上で超ベンリ。
シェイディング伝説では、カラーの薄め方、陰影をうまくつける方法、色をダマにしないコツなどを詳しく紹介。

ドライブラシ伝説

画像8

ベースコート(基本色の塗装)、シェイディング(陰影の塗装)ときて、いよいよグラデーション(色の移り変わり)を表現してみよう。
ドライブラシ伝説では、カラーをほとんど落とした筆でミニチュアを磨くようにペイントするテク、ドライブラシ(磨き塗り)を丁寧に紹介。

レイヤリング伝説

画像9

薄めたカラーを使ったレイヤリング(重ね塗り)は、なめらかなグラデーションを表現するテクだ。ドライブラシと組み合わせれば、どんな題材にも挑戦できる。やり方が分からないとまるで魔法のように思えるけど、やり方がわかると、実はシンプルなんだぜ。
レイヤリング伝説」では、レイヤリング(重ね塗り)を詳しく紹介。カラーの薄め方や筆使いについても丁寧に解説してあるぜ。

評議会メンバーの質問『パレットの上に出したカラーや筆がすぐ乾いてしまいます。何か良いコツありますか?』に答える

画像10

紙パレットに出したカラー、筆先についたカラーがすぐに乾いて困る? コートデアームズやシタデルカラーなどの水溶性カラーで快適ペイントをするコツと、乾燥のメカニズムについてわかりやすく紹介。

注:定期購読マガジン『ハーミット・カウンシル』では、ペイント大全の全内容に加え、毎月追加されるカウンシル限定記事も全て読み放題になる。不定期の相談コーナーもカウンシル限定記事のひとつ。カラーがペイント中に乾いて困る趣味人が多いようなのでビギナーズに収録したよ。

■ トーチベアラー2018からの伝言

画像13

見事第2回ベイルファイアで優勝し、トーチベアラーの称号を得たMatsushita氏による寄稿文。2018年にミニチュアペイントを始めた氏が、どのようにペイントコンテストに挑んだか。彼からの伝言を君に伝えよう。

■ トーチガード2018からの伝言

画像14

見事第2回ベイルファイアで見事入賞し、トーチガードの称号を得たFukui氏による寄稿文。学生時代にミニチュアと出会い、長年ミニチュアペイントを楽しむ氏が、彼の持つスタイルやペイントアプローチについて惜しげも無く教えてくれた。君にも伝えたい。

注:定期購読マガジン『ハーミット・カウンシル』では、ペイント大全の全内容に加え、毎月追加されるカウンシル限定記事も読める。ペイントコンテスト『ベイルファイア』開催期間に集中連載されるホビーコラムもその一つだ。ミニチュアペイントに関する興味深い洞察の一つとして、ビギナーズにも追加したよ!

ホビーの道のりは続く

画像11

全てのエントリーを読めば、基本的なノウハウはバッチリだ。どんどん手を動かして、ミニチュアペイントを楽しんでくれ。最後のエントリーは、このマガジン用の書き下ろし。ビギナーズを制覇した君を待つエキサイティングな世界を紹介しよう。

***

画像12

ミニチュアペイントは、一日にしてならず。
失敗しても気にすることはない。次はもっとうまくいく。
やり続けることが一番の、そして唯一の道なんだぜ。

ここから先は

0字

寄せられたサポートは、ブルボンのお菓子やFUJIYAケーキ、あるいはコーヒー豆の購入に使用され、記事の品質向上に劇的な効果をもたらしています。また、大きな金額のサポートは、ハーミットイン全体の事業運営や新企画への投資に活かされています。