隠者ろーぐ

こんにちは。隠者ろーぐと申します。転職を8回くらい経験した後、現在は某外資系企業で働い…

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こんにちは。隠者ろーぐと申します。転職を8回くらい経験した後、現在は某外資系企業で働いています。周りの人からいろんな相談を受けることが多いので、「ここにまとめといたよ」と言えるようにしたいな、と思って note を始めることにしました。

最近の記事

発音力の鍛え方 #3 『リンキング』を追求しない

これまで、『発音力向上』について、「1. よい発音ってつまり何?」と、「2. 日本語スピーカーにありがちな発音の課題」について取り上げました。 今回の Part 3 では、英語の発音レベルアップに取り組んでいる人の間でよく聞かれる「リンキング」や「リエゾン」について取り上げます。 結論から言ってしまうと、これ、練習すると発音をかえって悪くしてしまう場合があるので、あんまりオススメできないのです。 リンキングはあくまでも「正しい発音をすると勝手に起こるもの」であり、「意識的

    • 【世界仕事のキーワード #2】Constructive Criticism

      【世界仕事のキーワード】シリーズでは、日本の枠を越えて仕事をする時に、知っておくと役に立つ用語やコンセプトなどを解説しています。 今回は "Constructive Criticism" = 建設的な反論、というコンセプトをとりあげます! What is "constructive criticism"? - constructive criticism の意味『Constructive Criticism』、日本語訳としては『建設的批判』が一般的な訳語としてある程度定着し

      • 【「使える英語」を身につける】耳コピをやめて発音記号を活用!

        以前、発音力の鍛え方 #1、#2 を書きました。 今回は発音練習について、日本語話者が陥りやすい耳コピ & 耳コピ系練習の罠についてまとめます。 「ネイティブ発音を真似」 → 発音力つきません!「ネイティブの正しい発音を聞いて真似する」耳コピ系の練習、日本では非常に人気があるようです。 …が、耳コピ系の練習、発音力強化にはあまりつながりません。 なぜ、耳コピでは力がつかないか。 その理由は超シンプル。 日本語話者は、そもそも英語の音をそのまま聞き取れていないことが多いか

        • 【世界仕事のキーワード #1】Participation Is Everything

          【世界仕事のキーワード】シリーズでは、日本の枠を越えて仕事をする時に、知っておくと役に立つ用語やコンセプトなどを解説しています。 今回は "Participation Is Everything" =『Participation』が全て、というコンセプトをとりあげます! What does "Participation" mean? – 『participation』って何? 『Participate』の語源はラテン語の『pars/part(部分)』+『capere(引き受

        発音力の鍛え方 #3 『リンキング』を追求しない

          おすすめ英語学習法 #2:伝える力をつける → 『独り言千本ノック』!!

          前回の『ボキャブラリ力の鍛え方』に続き、今回は「これをやらなかったら英語話せるようになっていない」と思うほど効果があった『独り言千本ノック』についてまとめます。 前回の内容はこちら。 『独り言千本ノック』とその効果『独り言千本ノック』…これはもう読んで字のごとく、「ひたすら独り言で英語喋りまくる特訓」。 ※ あくまでイメージによるネーミング → 実際千回練習するわけではない これは単純なようですが、スピーキングまたは英会話力不足に悩む人の中でかなり多い課題、「思考を英語

          おすすめ英語学習法 #2:伝える力をつける → 『独り言千本ノック』!!

          オススメ英語学習法 #1:ボキャブラリ力をつける

          これまでは英語の学習方法についてまとめてきましたが、ここからは、自分が実際にやってみて効果があった学習法をシェアしていこうと思います。 まずはボキャブラリの鍛え方から。 鉄則:英語で学ぶまず第一の基本は、英語のボキャブラリは英語で学ぶこと。 日本語で英語のボキャブラリーを学ぶと知識が不完全になる(※英語のニュアンスをきっちり訳しきる&伝えきる日本語リソースは存在しません)し、翻訳が挟まる分効率が落ちます。 辞書一つとっても、和英辞典、英和辞典で翻訳しながら勉強する癖が

          オススメ英語学習法 #1:ボキャブラリ力をつける

          【「使える英語」を身につける】 英語のルール:7 つの C

          ある程度英語ができて、テストの点も悪くないのに、いざ英語でコミュニケーションを取ろうとすると、相手から思ったような反応を引き出すことができない。 しっかり説明したつもりだったのに理解してもらえなかったり、ちょっと気の利いたことを言ったつもりだったのに相手に引かれてしまったり。 こういう現象が起こる原因はいくつかあるんですが、その中でも、自分の周りの、『日本語ネイティブ&英語学習中』の方に特に多く見られるのが次のいずれかのパターン。 言葉は英語だが、文の構成やロジックが日本

          【「使える英語」を身につける】 英語のルール:7 つの C

          【「使える英語」を身につける】 自分に適した教材を探す

          前回、英語「の」勉強をするより、英語「で」勉強して、ついでに英語力も磨いてしまう方が効率がいいですよ、という話をしました。 この中で、簡単に、レベル設定や教材選びの話もとりあげました。 今回は教材選びについてさらに掘り下げていきます。 ステップ 1:最終目標を意識し直す効率よく「使える英語」を身に着けたい場合、どこで、誰と、どんな形で、どんな内容のコミュニケーションを取るための英語が必要なのか、という具体的なイメージづくりが欠かせません。 でも、英語に向き合っているとつ

          【「使える英語」を身につける】 自分に適した教材を探す

          【「使える英語」を身につける】 ✕英語「の」勉強 → ◎英語「で」勉強

          ここまで、「使える英語」を身につけるための手法として、ざっくりまとめるとこんな内容について書いてきました。 ゴール設定からの集中と選択 「自販機方式」でのベース力作り 「聞く+見る」で効率よく耳を鍛える 「ふりがな方式」で語順に慣れる 発音力の鍛え方 でも、これを最初から順番に、別々の教材でやっていくと時間がかかるし、社会人には正直厳しいところがありますよね。 そこで今回の記事では、社会人でも無理なく、着実に、効率よく英語力を上げていくための戦略をまとめます。

          【「使える英語」を身につける】 ✕英語「の」勉強 → ◎英語「で」勉強

          【「使える英語」を身につける】 発音力の鍛え方 #2

          前回の 発音力の鍛え方 Part 1 では、ベースになる考え方や日本語話者に多い課題をテーマに取り上げました。 この Part 2 では、実際に発音力を上げていくためのポイントや練習方法をとりあげます! 日本語話者に多い、理解を妨げる発音の問題前回触れたとおり、日本語話者の発音が英語ネイティブの人にとってわかりにくいものとなる大きな理由には次のようなものがあります。 「W」の発音 「T / D / L / N」の発音(※舌の位置同じなのでまとめます) 子音に存在しな

          【「使える英語」を身につける】 発音力の鍛え方 #2

          【「使える英語」を身につける】 発音力の鍛え方 #1

          前回まで、Part 1 と 2 に分けて、リスニング力の鍛え方を取り上げました。 この中でも、その前にも、何度か「音読したほうがいい」ということを書いています。 そして、せっかく音読するなら発音の練習も一緒にできたらいいよね、ということで、今回は発音力の鍛え方を取り上げます。 発音力の鍛え方 Part 1 ではベースになる考え方や日本語話者に多い課題を、Part 2 では実際の発音矯正のポイントをまとめます! 発音の練習にもゴールが大事!以前、英語の勉強全体に向けての話

          【「使える英語」を身につける】 発音力の鍛え方 #1

          【「使える英語」を身につける】 効率重視!リスニング力の鍛え方 Part 2

          今回は、前回に続き、リスニング力を効率よく上げていくための方法についてまとめます。 前回は、リスニングに必要な 2 つの力のうち「音をとらえて単語を認識する力」に焦点をあてましたので、今回は「聞いたものを理解する力」の方がメインです。 今回も、「理屈はいい、やり方だけ知りたい!」という方は、目次から「「まとめ:聞きとった英文の内容を理解する力の鍛え方」の項目にジャンプするのをおすすめします。 また、今回の内容はすでにある程度(中学レベルくらい)の基礎がある方向け。 全く自

          【「使える英語」を身につける】 効率重視!リスニング力の鍛え方 Part 2

          【「使える英語」を身につける】 効率重視!リスニング力の鍛え方 Part 1

          「英語が聞き取れないのをどうにかしたい」…という相談、受けることが時々あります。 そこで今回は、リスニング力を効率よく上げるための方法についてまとめます。 ただ、「音をとらえて単語を認識する力」と「聞いたものを理解する力」で鍛え方が大きく異るので、2 回に分けてお届けします。 なお、「理屈はいい、やり方だけ知りたい!」という方は、目次から「「音をとらえて単語として認識する力」の鍛え方」の項目にジャンプするといいですよ。 英語リスニングにはこれが必要「リスニング力」ってな

          【「使える英語」を身につける】 効率重視!リスニング力の鍛え方 Part 1

          【「使える英語」を身につける】 自販機方式で会話のベースを作る

          前回の【「使える英語」を身につける】シリーズ第 2 弾では、自分の目指すゴールを効率よく達成するためには学習内容の絞り込みが効果的、という話をしました。 今回は、その中に出てきた「定型文」や「パターン化したやり取り」をそのまま頭に定着させれば、「文法なんかはよくわからないけど、とりあえず必要最低限の会話ができる」ベースを作れるよ、という話です。 型の決まった文で脳内に「会話自販機」を作る日常生活でもビジネス英語でも、日々交わすコミュニケーションには、ルーティン的によく使わ

          【「使える英語」を身につける】 自販機方式で会話のベースを作る

          【「使える英語」を身につける】 ゴールが決まったら → 集中と選択

          前回は、使える英語習得のための第一歩はゴール設定、という内容について書きました。 今回は、そのゴールの方向性を見極めて、学習する内容を絞りこみ、その先のアクションのイメージを作る話です。 自分のゴールの方向性を見極めるまずゴールを改めて眺めてみて、次の各ポイントについて考えてみてください。 そうすると、自分が向かうべき方向性が見えてきます。 定型文やある程度パターンの決まったやり取りが多いかどうか話題に偏りはあるか話す相手に偏りはあるか 日本の学校では、単純な会話や文

          【「使える英語」を身につける】 ゴールが決まったら → 集中と選択

          【「使える英語」を身につける】 ゴール設定から始めよう

          学校英語、試験向け英語も役には立つけど、それが「実際のコミュニケーションに使える英語力」に直結せず苦労してる方からよくアドバイスを求められます。 そこで、ここでは「実際のコミュニケーションに使える英語力」にフォーカスして書いていきます。 今回のお題は… ゴール設定!! よいゴールの作り方仕事も、勉強も、始める前にまず意味のあるよいゴールを決めるところから始めると、その後の方向性が定まるし、はかどり具合も大きく変わってきます。 そして、ゴール設定する時は、まず理想像を

          【「使える英語」を身につける】 ゴール設定から始めよう