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Hermeneutik を使用して

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西洋哲学の西洋人の考え方や、物の見方、つまり哲学 文学、キリスト教、芸術などについて、 シュライヤーマッハ、ディルタイ、ガダマーたちの追究した Hermeneutikという如何に…
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2020年9月の記事一覧

一人の日本人と 一人の問いかける人の間で

一人の日本人と 一人の問いかける人の間で

日本語にも訳されているハイデッガーの、言葉についての対話から、に入っているこの論文には、戦前九鬼周造がハイデッガーに粋の構造を伝えようとして、思うように伝える事ができず、一方ハイデッガーは言わんとする事を分かるよう努めたが、結局分からずじまいに終わった背景がある。その九鬼周造の生徒だったと言う教授が 戦後ハイデッガーを訪ねた時に、交わされた会話だといわれているらしい。何処までが実際の会話で、何処が

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ハイデッガー ガダマー レーヴィット

ハイデッガー ガダマー レーヴィット



Dasein   In - der - Welt

レーヴィットは彼の著書『欠乏の時代に考える人der Denker in Dürftiger Zeit』中でハイデッガーの信仰について、批判した。               以前の投稿 カール レーヴィット参照     

ガダマーはHermeneutikを Sprechen Gespräch 話す 会話の中で、言葉の誕生について語っている

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アートゥーア ショーペンハウアーの誕生

アートゥーア ショーペンハウアーの誕生

ヨハナ ショーペンハウアー 「若き日の思い出」から

...母と姉妹たち、そして私の側に居る人たちから、抱き抱えられる様に、愛され、温かく包まれて、1788年2月22日、力強く健康な男の子の幸せな母親になるまで、日々が過ぎて行った。

全ての若いお母さんがする様に、私も私の新しいお人形と遊んだ。何よりも実際に強く確信した事は、神の土地の上で生きている子供の中で私の子が、一番可愛く、おとなしく、同じ

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Karl Löwith カール レーヴィット

Karl Löwith カール レーヴィット

ハイデッガー 不足(欠乏)の時代に考える人 1960年

前書き 第二版 より

„もし、いつ迄も 学生として居続けたら、教師に敵意を抱く。        そして 君たちはどうして 私の花冠を毟り取ろうとしないのか? 君たちは私を褒め称える;  しかし どのように - もし 君たちのその称賛が ある日崩れ落ちてしまったら?“

注)学生として居続けないといけなかったら、と言える。つまり、その教師が

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