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伝えるのが苦手な人たちへ

頭にはたくさんの言葉があるのに、いざって言うときに一番伝わらない言葉を選んでしまうことがある。それもかなりの頻度で。

相手を思いやれば想いやるほど、自分の素直な気持ちからは遠ざかって行くのだ。
そんなことを幾度となく繰り返している。

今日だってそうだ。
照れ隠しが、予防線が、関係性が自分をそうさせた。素直にそのまま言えば良かっただけなのにね。

ああでもない、こうでもないと微塵も役に立たないシミュレーションを反芻させた結果、導き出されたのは、なんとも決定力に欠けた言葉だった。

言葉は紡ぐというが、そんな繊細なものじゃない。今日自分から出てきた言葉というのはこんなところだ。

『包丁を使って料理を作ると自分が怪我する可能性がありましたので、いつもより綺麗に野菜を洗ってみました。素材の味をそのままお楽しみください。』

何が紡ぐじゃ。乱暴にも程がある。何が素材の味じゃ。保身にも程ってもんがあるだろてめえ。

マジでさ。
素直に何も恐れず、目の前の人はきっと自分を受け止めてくれるんだ。ってかそうだからお前の近くにいるんだろうが。と言ってやりたいね。

ほんの数時間前の自分よ。

お前の失敗と自己保身と過去の笑えない行動は俺が全部取り返してやるからな。

一緒に頑張ろう。

一歩踏み出せたのは唯一お前を褒められるとこだよ。

また今度な。

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