ご飯を温める前に読んでほしいレジスタントスターチのお話
アニメを見ていて何に引かれるって
私はイケメンよりも(イケメンもいいですよ、もちろん)
おにぎりを食べるシーン ←結構何を見ても出てくるシーンなのです。
食い気が優っている笑
おにぎりって本当に美味しいですよね!
子供の頃はハイジのパンにやられていた私も
やっぱり日本人だ〜と思う今日この頃です。
美味しいだけでないおにぎりの凄さは、
「おにぎりはただの炭水化物ではな〜い!」
かもしれないからです。
今日は腸活・ダイエットなどにも朗報
おにぎりOK!を証明するべく
レジスタントスターチについて書いてみようと思います。
レジスタントスターチ(RS)とは
その名の通り
レジスタント(消化されない)スターチ(でんぷん)です。
消化されずに大腸まで届くデンプンは、「食物繊維」のような働きをします。
まとめると
▷ 腸内細菌のエサ
▷ 満腹感
▷ 腸内環境を整える
▷ 便秘・軟便予防
▷ 血糖値を整える
レジスタントスターチは4種類、もう少し詳しく見ていきます。
RS1
固い組織に囲まれているため消化ができないデンプン
穀物・種子・マメ類に含まれます。(特に蕎麦やソルガム)
どのように加工や調理されるかによってどれだけRSが含まれるか変わります。
例えば、穀物を製粉するとRSは少なくなります。
そのまま食べる > 製粉する
RS2
私たちの消化酵素では分解しにくいアミロースが多いデンプン
生のじゃがいも、プランテイン、グリーンバナナなどに含まれます。
加熱されることにより消化できるデンプンに変わります。
サプリや健康食品として使われたりします。
RS3←今日の一番のポイント!ここだけでも読んでね
デンプンを多く含む食品(根菜、穀物、豆類など)を加熱後、冷めたり保存される過程ででできるデンプン
Retrograde Starch 逆行性デンプンと呼ばれます。
温め直すと消化できるデンプンに変わってしまいます。
ポイントは冷めたまま食べること
例えばじゃがいもなど根菜や豆、ご飯を冷たいまま食べると
温めた時よりも
▷ 食物繊維が多くなる
▷ お腹の持ちもよくなる
▷ 腸内細菌も喜ぶ
▷ 便秘予防
▷ 血糖値を整える
とまぁ、いいことだらけなのです。
おにぎりって冷めたまま食べる人が多いですよね。
素晴らしいお弁当文化がある日本では、普段やっていることかもしれません。
今は夏ですし、
デンプン質のもは冷めたまま食べるのがお勧めです。
RS4
化学プロセスによって人工的に作られてデンプン
最後に
最近の研究ではレジスタントスターチは
酪酸菌の餌となるので腸内の酪酸の生成を増やすと考えられています。
酪酸についてはまた書こうと思いますが
腸内環境を整える一つの大事なポイント
と考えてもらえたらいいかなと思います。
食物繊維やRSを含む食品を意識して取ることはもちろんですが
「冷めたまま食べる」という単純な、しかも手抜きな行為で
普段食べているご飯もレジスタントスターチになり得ること
レンジでチンする前に知ってもらえたら嬉しいです。
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