ハーブ紹介 エキナセアで風邪対策
欧米では風邪やインフルエンザなどにとてもポピュラーなハーブ
エキナセア(Echinacea angustifolia、E.purpurea、E.pallida)。
ハーブの本やウェブページなど
エキナセアの花はよく使われるので
一度は目にしたことがあるハーブではないでしょうか。
エキナセアの特徴は、
EXTRACTやチンキを飲むと口や舌がピリピリします。(山椒みたいな感じです)
風邪のたびにこのピリピリを感じながらエキナセアが効いてるぜ〜!と思ってしまいます。
今日は感染症に効果が期待できるエキナセアを紹介しようと思います。
免疫・感染症には!
エキナセアといえば、「免疫力アップ」みたいな感じがあります。
抗ウィルス・抗菌作用があり、
感染症(特に風邪・インフル)に抜群の効果があります。
二次感染を防いでくれるのも嬉しいです。
治りを早くし
短い間に何回も風邪を引くってことが減ります。
小さいお子さんがいるお家は特に、子供が保育園や幼稚園からもらってくる風邪を家族中でうつしあって家から風邪が出て行ってくれないってことあると思います。
免疫を上げると同時に、二次感染も防ぐエキナセアは、こういったケースにぴったりです。
Immune enhancing(免疫力を上げる)とImmune modulating(免疫のバランスを整える)どちらの働きもありますが
免疫が過剰反応している免疫疾患(自己免疫疾患)に使うときは注意が要ります。
私は急性の感染症に使います。
▷ 慢性的に免疫が低下している
▷ 自己免疫疾患
などの場合は、違う免疫ハーブを使います。
感染症の予防には?と良く聞かれますが
私は使いません。(使うハーバリストもいるとは思いますが)
例えば、
疲労やストレスが溜まって免疫が下がっている(など確実に免疫力が落ちている場合)
時には予防として使えると思いますが、
健康で元気な人に毎日飲んで予防、という使い方はしません。
風邪やインフルのような症状がある場合はかかりつけ医や相談センター、医療機関などに相談しましょうね!
リンパ系との相性抜群
エキナセアは、リンパ系と相性が良く
カレンデュラと同じように「リンパティック」と呼ばれるハーブです。
▶︎ リンパの流れをよくする
▶︎ リンパの排出を促し解毒
特に炎症や感染などが伴う(熱いコンディション)に良いので
▷ 鼻炎
▷ 肺炎
▷ 中耳炎
など「免疫力を上げながら過剰粘液や老廃物を排除」します。
また、リンパ腺が腫れたり、詰まったりした時の活性因子としても使えます。
どういうことかというと、
例えば、カレンデュラ(他のリンパティックハーブ)と一緒にとることで
カレンデュラの働きを良くしてくれます。
これを「ハーブの相乗効果」と呼ぶのですが
エキナセアは、リンパティックハーブの活性剤としても働くと考えられています。
炎症を抑える
エキナセアの抗炎症効果はよく知られていますが
これも感染が伴う時に効果的です。
例えば、
▷ 耳鼻咽喉(扁桃炎や喉いたなど)
▷ 呼吸器(喘息、肺炎など)
▷ 消化器(食道炎など)
▷ 泌尿器(膀胱炎など)
▷ 皮膚(アトピーや乾癬など)
幅広く使えます。
肌トラブル・傷を癒す
もう一つ、エキナセアの効果で付け足したいのは
「血をきれいにする」と呼ばれる効果です。
よく日本で言われる「血液をサラサラ」とは少し違って
ハーブの専門用語で
解毒を促し体に不要な代謝物や老廃物を排出するのを促すもの
で、特に「肌のトラブル」などに使われます。
「お肌をきれいに」というよりか
▷ アトピー性皮膚炎
▷ 湿疹
▷ 乾癬
▷ にきび
といった肌の疾患に使われます。
膿んだりした傷のように、感染や炎症が伴う肌のトラブルにも
「傷の治りを早くする」と使用されます。
アトピーでかいて膿んじゃった肌とか
赤く腫れたニキビなんかにとても良いです。
注意点
子供から大人まで安全に使えるハーブですが
◻︎ 免疫抑制剤を使用している人
◻︎ キク科の植物にアレルギーがある人
は使用を避けましょう。
最後に
今日は「感染症にとても良いハーブ」エキナセアでした。
先に挙げたように、
他のハーブと相乗効果もあるので
私はハーブを混ぜて使います。
エキナセアは
エルダー
生姜
リコリス
などと混ぜると「風邪」の時にとても良いです!
プロフィール
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