コロナ太りを防ぐには
コロナ太りになってしまった人が最近は多いようです。
他の理由で悩んでいる方も多く見受けられます。
なぜだか考えてみました。
私は、かつては、コンピュータシステム関連の仕事でよく徹夜をしていました。その時は、近くのコンビニでスナック菓子などをたくさん買って来て、夜中に仕事しながらなんとなく手持ちぶささになって食べるのです。すると眠くならない。仕事もはかどる??様に見えました??
そして太ってしまう。徹夜で「寝たいと」いう人間的な欲求を無視して、食べることで満足感を味わっていたのです。徹夜という体が満足していない状況を食べることで埋めていたのです。
なぜ食べ過ぎてしまうのかですが、心に不満を抱えているからではないでしょうか? 心に空いてしまった空洞を埋める必要があるのです。そこで、食べることが一番てっとり早いので、多くの人はその空洞を食べることで塞いでいるのでしょう。
であれば、心に空洞(=不満を抱える状態)が生じない様に、心が満足する状態にすれば、自然と心が満たされて、食べ過ぎなくなるのではないかと考えました。
私たち人間は、好きなことをやっていると食事も忘れてしまうことはよくあることです。
反対に無理してダイエットをやると、ほとんどの場合にリバウンドしてしまいます。それは、体からの「このつらいダイエット」に対する反撃なのです。
では、太ってしまったらどうしたら良いかです。
それには、その太る原因を取り除く必要があるわけです。
では、その太る原因を考えてみましょう。
・無意識に食べてしまう。夕食後、テレビをみながら無意識でスナック菓子を食べることがよくありました。
・自分のおなかが太ってしまったのは仕方がない。やせることは諦めようというあきらめムードにおちいる。
・赤身の肉やご飯は美味しいので、たくさん食べてしまう。
・毎日、忙しく、ついつい、コンビニに立ち寄ってスナック菓子などを買ってしまう。俗にいう「やめられない、止まらない」現象が起こる。
・日々のストレスを解消するためについつい食べすぎてしまう。
・嫌なことがあると、お酒を飲みに行って忘れようとする。
・食欲が抑えられないことがある。
・この食事を食べたら体の反応はどうなるかを意識しないで、おいしいからと無意識に食べる
・家に閉じこもりがちで、外にでなく、運動をほとんどしていない。
いかかがですか、これは私の経験から原因をあげてみたものですが、皆さんも一緒に考えてみましょう。似たようなのがありませんでしたか?
ここで、これらの行動がなぜ起こるかですが、その原因のひとつは、ほとんど加工食品と変わらない食品を、「ナチュラル」「栄養価が高い」「脂肪を燃やす」「ビタミン豊富」「乳酸菌が**個入っている」・・・ などのキャッチフレーズで宣伝している広告が多いことに気がつきました。
反対に、体に良い新鮮な果物、野菜、・・などの宣伝はほとんど目にも耳にもしません。
もしかしたら、私たちの意識がこの様なマスコミでコントロールされていないでしょうか? もしそうだとしたら、注意しないと恐ろしいことです。
健康な生活を送るために体が心が精神が満足する生活を送ることです。このためにはある程度の知識(=健康になるにはについての)が必要です。そしてこの知識をいつも意識することが大切です
・今、食べているのは、体にとって良いことかどうか?
・今日1日の中で、満足したことは何か?
・今、やっていることは自分にとって良いことか?
・・・
これは、太ること以外に悩んでいる方にも当てはまるでしょう。
本当に体が満足すれば、必要以上には食べたくなくなる様に人間の体はできているのです。
脳は、空腹をキャッチする機能を普通は持っています。そして血糖値が一定レベルより下がると、脳の視床下部にお腹が空いているというメッセージが送られるのです。そのメッセージを脳が受け取ると、視床下部から空腹を感じさせるホルモンを分泌します。そこで、きちんと食べると、このホルモンは消えるのです。
ところが、この機能がきちんと働かなくなってしまうことがあるのです。
現代の情報過多の時代には、自分の生きる目的がわからなくなったり、人生の生きる価値がわからない、他の方に感謝されているとは思わないなどとさまざまな状況で悩んでいる方が多いのです。それらのことが複雑に絡み合って、ホルモンの機能が正常に働かなくなってしまいます。
基本的なことですが寝る時間、起きる時間、食べる時間、仕事する時間、休息する時間、、、それらの時間のリズムをリズミカルに生活することです。
食べ物以外に自分を満足させるものを見つけましょう。人それぞれ違いますが、必ずあります。そして
・コロナが怖いといった不安感を持たないで、安心な心でいること。
・生きていることに価値があると感じること。
・他の人から愛され、感謝されていると感じること。
の状態に少しでも近づく様に自分を仕向けるのです。
この様に、心の満足が得られれば、食べ物は多くの楽しみのひとつでしかなくなります。自分がなんのために生きているのか、なんのために食べているのかを知らないでいることが多いのではないでしょうか。
多くの場合は、砂糖を摂って美味しいと感じること、塩や香辛料で刺激を得ることで、お腹いっぱいに食べることで、愛されている、感謝されていると感じることができない、その代償を求めているのです。つまり、心の満足が得られないために食べることに代償を求めて心の空洞を埋めているのです。
そして、ああ、今日も食べすぎてしまっと!!
とても有名な言葉に
「人生とは、生きるとは、満足することにある」
ということばがあります。
この言葉を、きちんと心に刻んで意識するようにしましょう。
最近は、人間の脳の仕組みがわかってきています。人間の脳は満足することを求めています。日本に「7つの習慣」を広めた有名な「ジャームズスキナー」も話しています。人間の行動の源泉はひとつのことです。マザーテレサもナポレオンも同じ行動の源泉なのですと。え、そんなことある? と誰でも思うでしょう。
マザーテレサは、困っている人を助けることにこの上ないほどの快感(=満足感)を得ているのです。
ナポレオンは、多くの人が自分に服従することに大きな快感(=満足感)を得ているのです。
二人とも結果は違いますが、同じ動機である快感(=満足感)を得ることが行動の源泉なのです。不思議ですがよく考えるとそうかと思えます。もちろん結果が人道的であるかどうかは別の問題としてありますが。
私たちも、自分自身が感じる満足感はどんな時に得られるかを、静かに考えてみましょう。それがわかってくると自然と毎日が楽しくなってきて、人生の目的もはっきりしてきます。体もスマートになり理想体型になってきます。もう2度と何回もダイエットしてリバウンドする悩みからも解放されるのです。
人それぞれの人生です。どう人生を生きるかは、個人個人にかかっています。時には他の方の助けも必要でしょう。その時は、信頼できる方に相談してみましょう。
最近、マインドフルネスという言葉をよく聞きます。
マインドフルに生きることで、人生が豊かになってより自分の望む方向に進んで行きましょう。
「人生とは、生きるとは、満足することにある」
ですから。