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【オンラインミュージアム+期間限定アートネクタイ】HERALBONY ART EXHIBITION -JINENJO CLUB-

4月2日は国連が定める世界自閉症啓発デーです。
HERALBONYでは、この日に合わせて、南青山のNORA HAIR SALONにて、アート展「HERALBONY ART EXHIBITION -JINENJO CLUB- 」を開催しています。

しかし、新型コロナウイルス による外出自粛の中、多くの人に見ていただいたり、イベントを開催することが難しくなってしまいました。


その中でも、一人でも多くの方に作品を楽しんでいただけるよう、自宅でも楽しめるオンラインミュージアムを、noteにオープンします。茨城県つくば市の福祉施設「自然生クラブ」から放たれる作品を厳選して紹介です。

また、4月2日の世界自閉症啓発デーに合わせ、期間限定でブルーのアートネクタイも発表します。ぜひ、オンラインミュージアムをお愉しみください。

はじめに

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「HERALBONY ART EXHIBITION -JINENJO CLUB- 」

オリンピック・パラリンピックを目前に、近年国内でも注目を浴び始めている「アウトサイダーアート」「アール・ブリュット」。独創的な表現の数々が、未だ福祉の世界に止まっている事実があります。

本展では、「異彩を、放て。」をミッションに掲げる福祉実験ユニット・ヘラルボニーのキュレーションのもと、茨城県つくばの福祉施設「自然生クラブ」から放たれる作品を厳選して紹介します。

常に変化し続ける時代の“美”を提案する南青山の文化発信拠点「NORA HAIR SALON」にて本展を開催できることは至福の喜びです。才能は、披露してはじめて、才能になると信じています。福祉領域から、新しい作品が、新しい文化が、この場所から芽吹いています。

期間:2020年3月30日(月)〜2020年5月30日(土)
場所:NORA HAIR SALON(東京都港区南青山)

○展示作品
・茨城県つくば市「自然生クラブ」の作品約40点(購入可能)
・HERALBONYのアートハンカチ、アートスカーフ

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HERALBONY ONLINE ART EXHIBITION-JINENJO CLUB-

NORA HAIR SALONにて展示している作品を、全作品ご紹介します。

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高田祐「迷路」(2016)

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高田祐「迷路」(2014)

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高田祐「夜のディズニーランド」(2017)

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高田祐「パレード」(2006)

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高田祐
東京都出身。守谷養護学校(現・伊奈特別支援学校)高等部に在学中から、自然生クラブの太鼓ワークショップに参加し、抜群のリズム感を披露していた。2001年より自然生クラブのメンバーとなり、農作業や絵画、ダンスなどの表現活動に取り組み、ベルギー、香港、デンマークなど海外公演にも参加。田楽舞いの太鼓で、中心的役割を果たす。ダウン症、健康上の不安を抱えながらも豊かな感受性と想像力で、その表現の幅を広げている。2013年秋、個展「色彩の迷路展」を開催。


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鈴木健司「筑波山と大昔の恐竜時代」(2018)

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鈴木健司「恐竜生き残りネッシー親子の筑波山」(2016)

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鈴木健司「スイスの美術館」(2013)

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鈴木健司「中国のお城」(2019)

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鈴木健司「戦国時代の土浦城」(2014)

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鈴木健司「雛祭 大阪城と土浦の戦い」(2015)

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鈴木健司
茨城県土浦市出身。2005年より自然生クラブで農作業や太鼓、絵画、ダンスなどの表現活動に取り組む。創作田楽舞(ダンス)での民舞のような立ち居振舞いには彼独特の表現スタイルがあり、海外公演でも高い評価を受けた。画中には彼の一人語りが書き込まれ、繰り返す思考の円環は、彼の饒舌さを余すところなく表現している。2013年春、ダンス仲間の飯島愛との二人展「不思議の国の二人展」を開催。


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木村 隆広「顔」(制作年不詳)

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木村 隆広「家」(2008)

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木村 隆広「なかよし」(2014)

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木村 隆広「コアラ」(2015)

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木村 隆広
東京都羽村市出身。中学時代、野球部に所属し監督から厳しくも愛にあふれた指導を受ける。その後群馬県の白根開善学校(全寮制)に高等部から入学し、そこで自然生クラブ現・施設長の柳瀬敬・幸子と出会う。卒業後、1990年の自然生クラブ設立から活動に加わる。彼の立派な体格からすると、その繊細でナイーブな性格に、誰もが驚くだろう。一見、親分肌だが、まわりへの気遣いを忘れない。絵に関しても、その大胆さと繊細さが混在するところが魅力だ。2015年春、個展「愛・顔展」を開催。


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森下 慶一「平成最後の干支・亥年の絵」(2019)

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森下 慶一「クロサイ」(2013)

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森下 慶一「午の左顔」(2014)

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森下 慶一「矢をくわえた戌年の絵」(2018)

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森下 慶一「七福神シリーズ」(2019)

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森下 慶一「七福神シリーズ」(2019)

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森下 慶一
茨城県小美玉市出身。水戸高等養護学校卒業後、石岡市の作業所に勤めていたが、2010年より自然生クラブ農園での活動を始める。人との交流が好きで、卓越した記憶力があり、人の名前や干支などをよく覚えている。表現活動では太鼓や踊り、特に絵画制作に精力的に取り組む。その作品はしおりから巨大フラッグ、建設会社のテント装飾まで、大きさ、素材を選ばない。鳥や虫などの生き物の他、マークや文字にも興味を持つ。


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中井 悠太「青き狼」(2017)

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中井 悠太「友達」(2016)

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中井 悠太
栃木県宇都宮市出身。2011年に自然生クラブのケアホームを利用する。田井ミュージアムのアトリエでは、自分のいつもの席に歩いていくと、自由に腕を動かしクレヨンで線を描き重ねていく。ホームの生活でも、白い紙にクレヨンやボールペンで手紙を何枚も書くことが日課となり、気持ちを安定させている。その手紙のほとんどは、家族にあてていると、本人は言う。


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池田 くるみ「みんなのいえ」(2018)

池田 くるみ
茨城県つくば市出身。2014年につくば特別支援学校を卒業後、自然生クラブのメンバーとなる。彼女のやる気スイッチが入ると、畑での農作業、菓子工房でのお菓子作り、食堂の配膳など幅広く活躍し、そのエネルギーは周りの誰もが認めている。創作田楽舞では、ねぶた太鼓を精力的に叩くこともあったが、今は絵画へ向かう気持ちが強い。窓をテーマに絵を描くことが多く、好きなスタッフと結び付けながら楽しんで制作している。書初め用紙を横にして描いたカラフルな四角い窓は、実際の窓に設置され、ステンドグラスのようだと人気である。


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下間 祥弘「消防車」(2012)

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下間 祥弘「恐竜」(2009)

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下間 祥弘「飛行機」(2010)

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下間 祥弘
東京都目黒区出身。1998年より自然生クラブに参加。農作業と太鼓等精力的に活動している。人見知りをせず、海外からの来客ともすぐに仲良くなれるコミュニケーション力を持つが一方、世の中のニュースや人間関係には敏感で繊細な面もある。最初は簡単な人型をたくさん描いていたが、ある時期から線を繰り返し上書きするようになった。彩色の後、また上から線で上書きをする繰り返すことで複眼的で不思議な絵画が生まれている。


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桜井 香織里「色と数字のコラージュ 正方形」(2015)

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桜井 香織里
茨城県つくば市出身。2008年から自立生活訓練に参加し、2009年に自然生クラブの生活介護サービスの利用を始める。絵画制作は、はじめ母親との共同制作でコラージュをして楽しんでいた。現在は自然生クラブの職員と共に制作をする。なかなか気分が乗らないこともあるが、クレヨンを握ると力強く描く。時々大きな声を出して仲間に叱られるが、それも日常の1コマになっている。


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藤森 理巌「星雲」(2018)

藤森 理巌
茨城県土浦市出身。言葉は外ではほとんど話さない。初めてのことや、急な変更に対応することが難しいが、穏やかで優しい性格をしている。2005年より少しずつ自然生クラブの利用を始め、平日は田井ミュージアムのアトリエで絵画制作を行っていた。クレヨンをつぶしながら勢いよく描くその姿に、表現の根源的なありようが感じられる。そして絵のタッチは、彼の身体から溢れ出すエネルギーそのものである。
2019年12月に自然生クラブを「卒業」し、新たな生活をはじめている。

アート作品購入を検討されるお客様は、下記メールアドレスまでご連絡くださいませ。

連絡先:heralbony.official@gmail.com(担当:西野)


【4月30日までの予約販売】ブルーをテーマにした期間限定アートネクタイ

毎年4月2日は国連の定める世界自閉症啓発デーです。

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世界中で自閉症についての理解を促進するための取り組みが行われております。シンボルカラーの「青色」で、ランドマークなどをライトアップするイベント「Light It Up Blue」が世界中で開催されています。

HERALBONYは世界自閉症啓発デーのテーマカラーである「ブルー」に合わせて、ブルーのアート作品を使用した、アートネクタイを一ヶ月限定(20本限定生産)で販売します。HERALBONYオンラインストアにて、予約可能です。
作品はNORA HAIR SALON・オンラインミュージアムにてご覧になることができます。(以下の画像はイメージです)

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○商品情報
・商品名:アートネクタイ
・希望⼩売価格:22,000円 ※税抜価格
・予約販売期間:2020年4⽉2⽇(⽊)〜4⽉30⽇(⽊)
・お届け予定時期:7⽉上旬予定
・予約サイト|公式オンラインショップはこちらをクリック

最後に

HERALBONYが紹介する、自然生クラブの作品、お愉しみいただけたでしょうか。

原画の放つパワーを少しでも体感していただけましたら、幸いです。
アートを通して、皆様の生活に笑顔が拡がりますように。







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