熊手にまつわる物語。①
昔から酉の市が好きです。(今年は三の酉まであって25日が三の酉ですね。)
毎年行くようになったのは、嫁さんと付き合うようになってからなので20年ほど前から。
酉の市の時期になると、あっという間に年末感が押し寄せてくるけど、その最中に人でごった返す神社に出向き、景気の良い拍子木の響きを聞きながらお詣りをして、古い熊手をお納めして、新しい熊手を買って。
帰りに、増してきた寒さにちょっと震えながら屋台で煮込みとビールをちびちびやる。
「とりあえず今年もなんとかなったかな。」そういう少しの安堵感が湧いてくるからか、屋台のお兄さんお姉さんの活気ある声のおかげか、提灯のオレンジの灯りが醸し出す温かな雰囲気もあってか。何とも言いようのない幸せを感じます。
心なしか酉の市に集まる人たちが、みんなどこか嬉しそうに見えるのもそういう幸福感のおかげなのかもしれませんね。
この開運・商売繁盛を願って行われている酉の市に、編集部でも9年前から部員一同でお詣りしに行ってます。昨年からはとうとう提灯も出すようになりました。もちろん経費にならないので、みんなで割り勘です(笑)。
今年は編集部のスケジュール的に、みんなで行けるのが一の酉しかなかったので、10月31日の夜に行ってきました。いつも通り楽しかったは楽しかったけど、やっぱりまだ10月で街の中はハロウィン一色だし、お客さんも少なめでちょっと気分としては物足りなかったですね(苦笑)。来年は暦の巡り合わせがよいといいなあ。
熊手と編集部の物語。
今回はこの酉の市と編集部の話を。
以前は新しい部員が来るたびに酉の市で話していた話なんですが、最近はスタッフさん含めて新しく加わる人が多くてなかなか話せずにいるので、ここに書いて残しておきたくなったからです。
「9年前から編集部でもお詣りしに行ってます」と書きましたが、編集部みんなで酉の市に行くようになったきっかけは10年前、2008年のことでした。その時の話です。
※嫁さんに長いと言われたので、今回は3回に分けてアップします。
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