もうすぐ40のおっさんなのに、シンデレラ?!【小部屋052】
「ガラスの靴は自ら探しに行くんだ!」
昨日の投稿にコメントをもらってこう強く思っています。
そして、ほんと自分はシンデレラみたいだなぁって。
え、何?
ちょっと……気持ち悪い!
シンデレラを汚さないで‼️
と、思われた方。
ごめんなさい(笑)
そう思うに至ったのには訳がありまして。
2人目が生まれ2度目の育休をとる前のこと。
1人目の育休を終えた僕は当然ながら家事育児中心生活を送っていたため、復帰後の上司に毛嫌いされていました。
口ぐせ:”男は働いてなんぼやろ” ”奥さんは一体何してるんや?”
2歳ほど年上の子がいる先輩からも、妬まれて陰湿な嫌がらせを受けていました。
口癖:”俺もそうできてたらやるのにな” ”うらやましいなぁ”
ですがふたりとも対外的には
情に熱い上司。
後輩思いの先輩。
他部署からは僕が裏で嫌がらせを受けているようには全く見えません。
いい上司、先輩じゃないか。
僕は自分が間違っているのだろうかと思うようになります。
もう限界だ……
そう感じ始めていたころ。
おっさんに再び魔法が宿ります。
育休という名の魔法が。
かぼちゃの馬車はさしずめ、生まれてきた娘。
舞踏会は、みんなで馬車を連れて歩き切磋琢磨する場所。
ガラスの靴を履いて歩くのは2度目だけれどなかなかうまくいきません。
それでも、痛いのにガラスの靴って履き心地がいいんですよね。
(ここ、共感あるかな?)
そんなこんなしていると、ほんとあっという間に幸せな時間は過ぎてゆき。
(1年半ですら、あっという間でした)
残念ながらパパであれママであれ、会社復帰という12時の鐘と共に魔法は切れてしまいます。
パパもママも、会社に戻る人はシンデレラ。
舞踏会から離れてしまうことにこのうえない寂しさを感じながらも、会社勤めの生活に戻っていきます。
1度目も、2度目も、僕は舞踏会にしっかりと自分のガラスの靴を置いてきました。
シュフという名のガラスの靴を。
でも今の世の中、置いてきたガラスの靴は回収されてどこかへ持っていかれてしまいます。
半強制的に。
「あなたは男性だから、これいらないよね」
と。
それが現実です。
このあたりから、物語とは展開が大きく違っていて。
思い返すと僕の場合、魔法はかかっていたけど魔法使いは現れませんでした。
自分で確認して、自分で調べて、自分で突き進んで。
公務員でも大企業勤めでもないので、材料は乏しかったです。
取り越し苦労も多々ありましたが、本当にかかるのかどうかわからない謎の材料を基に決死の覚悟で自分に魔法をかけていました。
われながら、なかなかよくやったと思います。
おぼつかない魔法のわりには、ちゃんと魔法はかかってくれて。
おかげで2度目はぱぱぱっと魔法がかかりました。
馬車もあるし舞踏会にも行けるし。
これ以上ない幸せを味わうことが出来ました。
今でも、これ以上の幸せはなかなかあるものじゃないと思っています。
「あぁ、またあの世界に戻れたらなぁ……」
でも、恋愛話の時によく耳にしますよね。
「王子様なんて待っていてもやってこない」
って。
おっさんシンデレラの場合、そもそも王子様なんていないんです。
だーれもガラスの靴を持ってきてはくれません。
靴の持ち主を探しちゃくれません。
ハナから自力以外の方法はなし。
ガラスの靴が履きたければ、自分で見つけに行くしか方法はない。
自分で探すのをやめたら、もうあの世界には戻れません。
今はまだ、ガラスの靴をあーでもない、こーでもないといいながら探している最中。
でも、一度目の時よりは探す方向が見えてきている気がします。
あくまで、気がする、レベルですけども。
靴を履くのは片方なのか、それとも両方なのか。
これは探しながら最適なものを見つけて行きたい思っています。
ただ、必ずガラスの靴は見つけます!
なんてったって、ガラスの靴が僕にはピッタリなんだから。
それでは、また明日。
*本日はリアルタイムで投稿しています
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