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殴り書き

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自分が生きるための殴り書き。形になっていなくてもいいから思ったことをとにかく吐き出す。
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#吃音

吃音は結局のところ自分

昔は周りの人が理解してくれたら吃音は楽になると思っていた。

周りが気にしてきないことなんかもう流石にこの歳になったら分かる。環境はある程度自分で選べるし(それすらも勇気がいるけど)、そもそも最近は社会全体が寛容になっている。昔より吃音の認知度は向上し、理解は進んでいる実感はある。(症状が軽度な人はそこに悩む場合もあるから難しいけど。)

周りが気にしなかったら問題ないのか、という答えはノーだった

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吃音に勝ちたい

僕は今、吃音に負けている。今までも吃音とはずっと戦っているが、勝ったり負けたりを繰り返している。特に大学生の時は吃音が倒せるわけがない強い敵だと感じていた。自分の人生を前に進めるため、自分が成長するために、アルバイト、就活、社会人生活での自分なりの努力を経て、その敵を完全に倒したと思っていたが、28歳になった今、また大学生当時と同じくらい吃音という敵が手強くなっている。でも、またいつの日か吃音に勝

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吃音とのこれから

10代は吃音をとにかく回避した。
回避することで、その場の安心と将来への不安を同時に得ていた。しかし思春期の10代は将来の不安と引き換えにでも、その場の安心が何より大事だった。

20代は吃音ととにかく戦った。
絶対にできないと思っていた接客のアルバイトに挑戦した結果吃音に勝って理想の自分になることもできたけど、就職した後にまた吃音にボコボコにされて完治はしていなかったことに落胆もした。そして吃音

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母に会社を辞めることを告げた。
別に辞めてからの事後報告でも良かったけど、実家に帰って近況を話す流れになり、普通に言った。
案の定、辞めるのは勿体無い、どうせ辞めても意味がない的な空気を出された。母親は俺が勤めている今の企業が立派でホワイトで文句のつけどころがないと思っている。正直それは同意する。会社が悪いとは思っていない。しかし、俺という人間が会社に居続けることがしんどいのだ。辞める理由はそれに

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どん底じゃなくて虚無

大学3年の時、俺は人生のどん底にいた。
吃音が苦しくて辛くて、就職できるのか不安で仕方なかった。サークルを楽しみ、バイトをしながら、就活を難なくクリアしていく人たちが周りにたくさんいることがとてつもなく恐怖だった。優秀な周りの人間との比較でしか自分の価値を図れない自分自身にも腹が立っていた。

結局その時は色々もがいてそのどん底から這い上がることができたが、それから6年後の今の俺は虚無の中にいる。

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吃音がしんどすぎる

最近、吃音がしんどい。
めちゃくちゃしんどい。
こういう話はなかなか伝わらないので、ここに殴り書きをする。
インスタに書くとメンヘラになるので、noteに殴り書きする。
文字通り何かを殴りたくなるくらい、頭がイライラしている。

俺の吃音の症状は、はたから見たら話すのに何の問題もないように見られる。
しかし、今俺は自分のイメージ通りに話せない。
話そうとすると喉が詰まった感覚になり、頭が重くなり、

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吃音を治すとは

吃音が出ると話す時に吃る。
正直吃るのは嫌だしできることならスムーズに話したい。

しかし、実際は吃ることがダメなのではなくて、話すのが怖い状態になってしまうのがダメなのだ。
吃音を治すというのは吃りの症状自体が治るのがベストだが、吃ってでも怖くない精神状態を作ることなのだ。
でも結局、吃ることへの恐怖というのは周りの人の反応によるところが大きく、自分の力だけではどうにもならない部分があるので難し

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過去を振り返りながら吃音を考える

最近めちゃくちゃだれてしまう。
これでは俺は本当にダメな人間になってしまう。
それだけは防がなければならない。
自分でもびっくりするくらいしんどいので、カウンセラーに話を聞いてもらうかのように自分のことをこのnoteに曝け出す。一旦自分の軌跡を整理する。

そもそもなぜだれるのかというと、
吃音が治らない絶望感と、自分の目指す場所がわからなくなっているからである。

大学生時代、俺は相当しんどかっ

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悩みと努力と解決

吃音の改善を通して思ったこと。
色々経験してきて、結局吃音は自分のその時精神状態によるという結論が出た。(まだ若いので現時点での一旦の結論)

どうしようもない悩みは時間が解決するというのはあながち間違ってはいない気がしてきた。

今まで時間による解決というのは「諦め」を言い換えているだけで、それは解決ではないと思っていた。

しかし、悩みに関して、もがき苦しみ改善しようと努力を続けると、思い描い

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