見出し画像

世界は関係で出来ている。グループは相互作用で変化する。そして「つながりの学習」とは。

行動を通じた学びの相互作用はめちゃくちゃ大事におもいますね。変化(変革)はトップダウンではなく、相互作用で起こる気がします。

メンバー

変化(変革)はトップダウンではなく、相互作用で起こる


メンバーのこの言葉に、心の中で大きく頷きました。
もうすぐ一年となるコミュニティ活動の中での、私の大きな気づきでした。

トニーのような研究者は、いかにこの包括的な枠組みを用いて、現代社会で行動問題に取り組んでいるのだろうか? 

基本的な処方の一つは、祖先が生きていた、互いの行動を通じて互いを知る、養育的な個人から成る小グループという社会的環境をあらゆる手段を尽くして再現することである。そのような環境を用意すれば、向社会的な子どもの養育やおとな同士の関係は、驚くほど簡単に成就するだろう。

『社会はどう進化するのか――進化生物学が拓く新しい世界観』より

冒頭のメンバーのコメントは、最近私がよく引用する上記の本から、今の社会に足りりてないのは、「養育的な個人から成る小グループ」で、子育てには大変な社会だと書いた私の文章を受けてくれたものです。

そしてこの本。

「素粒子をイメージしながら、宇宙をイメージする」みたいなことが好きな私にとって、この本は、
「宇宙という物理世界の中で、私たちも、そのほんの一部の現象として、周囲との関係の中で存在している」
と想像させてくれる面白い本です。

冒頭の「変化は相互作用で起こる気がする」という言葉を聞いたとき、この本を思い出しました。

この世界は、物理的に「相互作用」「関係」で存在している。

集団の力(あり様?)も、そこに係る人たちの関係性で変化、進化する。


今、そんなことを体験している気がします。


そして今週の「Joi Ito' Podcast 変革への道」はファーストシーズン最終回。
Joiさんの妹で文化人類学者の伊藤瑞子さんと語る「インターネットと教育」 

オンラインでの学びは、つながりを生み、好奇心を引き出す。

Connected Learning

日本語では「つながりの学習」と翻訳されているそうです。

外出不自由な還暦の私が、一年前からコミュニティで体験していることです。

「技術の力」で、多様な体力、多様な能力の人が、多様に繋がれることで、人それぞれの好奇心を引き出して「私はこれが好き!」と表現する。

今後、AIなどの技術を活用することで、私は音楽家にも、小説家にも、建築家にも・・・、何だってなれる気がしてきました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?