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みんな頑張っている。

子育てをしていて、困ったことってたくさんある。ベビーカーはエレベーターしか手段が限られているのに満員で乗れず、身軽な人は降りてエスカレーターを使ってほしいとか。階段しかないとベビーカーを持ち上げて移動したりとか。

そんな時、さらっと助けてくれる人が韓国ではとても多かった。公共機関で席を譲ってくれたり、私の病院の受診中に子どもを待合室でみてくださったり、涙が出る程嬉しかったのを覚えている。

子どもたちはベビーカーも卒業し、大変な時期を過ぎた私は、ベビーカーをひいているお母さん達を見かける度に、助けたくなるし、頑張れと勝手にエールを送りたくなってしまう。自分が助けて貰った分、お返ししたくなるのである。

でも日本に来て、実際、エレベーターを降りて譲ったり、助けようとすると、『大丈夫です、大丈夫です』と断られてしまう。そのやりとりが続きすぎて、こちらが『あっわかりました』とひく。そんなことが続き過ぎて、そのような場面に出くわしたら躊躇してしまう自分もいた。

本当に大丈夫と思っているのか、本当は助けて貰いたいけど、迷惑かけてはいけないと思っているのか、分かりかねる。

でも迷惑だなんて思う人が、声をかけて助けるわけないし、これは人に迷惑をかけないように洗脳されてきたことが原因なのではと、思ったりもする。

先日、暑い天候の中、長い階段を赤ちゃんを抱っこしながら、ベビーカーを片手に持ち、さらに大荷物で下っているお母さんがいた。とっさに、手伝いましょうかと声をかけたが、やはり最初は断られてしまった。それでも本当に大変そうに見えて、もう一度声をかけると、『じゃあお願いしていいですか』と言われて、下までベビーカーを持つお手伝いをした。子育てのことや、出身地のことをお互い話したりして、私にとっても良い時間であった。

助けたり助けられたりが、もっとシンプルにありたいものである。 

もしも、本当は助けてほしいのに、迷惑だし、悪いなって思って断っているお母さん達がいたら、自分の心に素直になって、たくさん人に頼って生きて行ってほしい。

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