見出し画像

対人支援職マネジメント層の孤独と疲弊を癒しあう 〜マネジメント層相互ケアプログラム1期生 始動〜

任意団体「helpwell」マネジメントケアチームの小林です!

2024年11月1日からhelpwellのマネジメントケアチームのプログラム『マネジメント層相互ケアプログラム』1期生を開講します

7月~9月の期間でβ版を開講し、β版を今回よりブラッシュアップしたものをお届けします!

β版のnote👇

今回の記事では、そのプログラムを行う背景とプログラムの概要をお届けします。
⭐️対人支援職の『マネジメント層相互ケア』を全国へ広げたい
⭐️対人支援職のマネジメント層として働く自分を癒したい

⭐️マネジメント層の抱える課題を理解し、どうすれば良いのか知りたい
という方は最後まで読んでいただけたら嬉しいです


任意団体「helpwell」とは?

支援者ケア、とは?

今回の場における「支援者」とは福祉や医療、介護や教育保育など、ひとと向き合い関わるお仕事に職業としてかかわること&あるいはそれを志す方を想定したものです。また、「ケア」は愛を源泉とし自身や誰かを思いやり、関わる気持ちのことと定義しています

主催:helpwellについて

 「支援者ケアを常識にする」ことを掲げ、医療・福祉・介護・教育等の対人支援者にケアが十分行き渡ること(helper wellness)でのバーンアウトの減少と、ひいては良き支援、適切な支援が増えること(well help)を目的とした任意団体です。(~5/13まで、クラウドファンディングに挑戦していました )

支援者が豊かに安心して働けることによって、どんな命も等しく大切にされる、そんな社会を目指しています。

10/6にはクラウドファンディングで集まった資金を活用して行った「地域ケアプログラム」や新しく発足した「バーンアウト予防研究会」「マネジメントケアチーム」からの活動報告や、「支援者ケア」について参加者の方々と対話をするワークショップや交流会を開催しました!

【10/6(日)開催】医療や福祉、介護や教育現場で働く対人支援職100人と「支援者ケアの未来」を考えたい!支援者ケアオープン・デイ👇


そもそもマネジメント層の定義は?

今回のプログラムの「マネジメント層」という言葉は
サビ管、育成担当、ケアマネ、施設長、学年主任など
「チームや施設、事業所単位で現場スタッフの方をまとめる役割を担っている方」としています。

マネジメントケアチームでは対人支援職のマネジメント層の抱える課題を明確にするために「課題構造化マップ」を活用して課題を整理しました。

マネジメント層を取り巻く課題

そこで見えてきた対人支援職のマネジメント層の課題を解決するために始まったのが今回のプログラムです!


対人支援職マネジメント層の孤独と疲弊

マネジメント層の孤独と葛藤とは?その背景にあるのは?

対人支援職のマネジメント、管理者としてこういった孤独を感じませんか?

また以下のような疲弊も感じることもあると思います。

その他の課題

私たちは対人支援職のマネジメント層を「孤独」や「疲弊」の要因として

・マネジメント・管理者という同じ立場や役割の人が職場に1人であること
・マネジメントの役割を担うにあたってマネジメントについての行政などでの研修がなく、知識を得る機会がないこと
・組織内で縦の繋がりはあるが(上司や現場スタッフなど)、横の繋がり(マネジメント層同士のコミュニケーション)が希薄であること

といった背景が存在しているという仮説を立てています。


マネジメント層相互ケアプログラム始めます

プログラムを通して描いているビジョン

対人支援職のマネジメント層の
「孤独」「疲弊」を相互にケアし「癒せる」場を作りたい

対人支援職のマネジメント層が抱えている「孤独」や「疲弊」は組織の「孤独」や「疲弊」を生み出します。
そしてその「孤独」や「疲弊」はケアを受ける人たちにも伝播します。

だからこそ『相互ケアプログラム』を通して、マネジメント層同士がそれぞれの「孤独」や「疲労」を場に出し、受け止め合うことで、
改めて自分の中にある「ビジョン=自己実現」を見直していく場をつくっていきます。

マネジメント層が「ビジョン=自己実現」を持ち、
組織のビジョンとの重なりを感じながら働くことで
職場にもプラスの影響が生まれていくはず!

「孤独」「疲弊」を相互にケアし「癒せる」
そんな場を共にはじめていきましょう!


プログラムで学べること、得られること


今回のプログラムを通して

①自分の中にあるビジョンや好奇心を再確認できる
ビジョンや好奇心を再確認することで仕事へのモチベーションを向上させ、個人的達成感を感じることのできる状態になる

②組織外に同じ環境の仲間ができる「横の繋がり」
マネジメント層の抱える課題として、「横の繋がりのなさ」があります。横の繋がりがなく相談できたり、想いを発散できたりする相手がいないため、情緒的な消耗が加速していきます。今回のプログラムを通して、組織外の「横の繋がり」を作ることができます。

③マネジメント層に起きている課題を理解し、どうすれば良いかを学ぶことができる
プログラムを通して、ワークだけでなくマネジメントに起きている課題や有効的なアクションに繋げるための方法をインプットすることができます。

プログラム概要詳細

プログラムは11〜12月にかけて隔週金曜日の20:30-22:00に開催します

・日程
第1回 11/1(金) 職場や組織に対するモヤモヤにとどまる
第2回 11/15(金) あなたの求める理想の「職場」「組織」とは?
第3回 11/29(金)
「内なる動機」と「周りから求められている価値」を整理してみよう
第4回 12/13(金) 整合モデルからActionに落とし込もう
第5回 12/27(金) マネジメントとしての自分の物語を語ろう

・料金 1.5万円(税込)
・募集人数 8名

参加方法

以下のGoogleフォームよりご登録ください

登録後、振込先や詳しい今後の流れをメールにてお伝えします


プログラムを開く運営

*櫻田千江里/helpwell代表

「支援者ケアを常識に」を掲げたhelpwell、社会起業家向けコーチングサービス「Social Coaching」に携わりながら社会を支える人に対話の場を届けています。元は養護教諭(保健室の先生)を志し養成課程に在籍していましたが、寄り添うことができないことに違和感を抱き、放課後等デイサービス、小学校での支援に従事。その後、子どもが幸せに育つ教育福祉の探求のため、2018年デンマーク・オランダの教育視察へ。

帰国後 「子どもが幸せに育つには、大人の幸せが重要なのではないか」と思い至り、コミュニティ・スクール運営を重ねながら、2021年helpwellを開始しました。当たり前のように心に触れ対話を重ね、そしてどんな子が生まれてきても大丈夫、な社会になれば、と願っています!https://lit.link/chierisakurada

*小林大和/helpwell マネジメントケアチーム代表

 東京学芸大学を卒業後、公立小学校で勤務した後、児童発達支援(児童福祉)事業を行う株式会社ミナシアに転職。未就学の発達特性での困り感がある子どもたちに対して直接支援を行いながら、行政の委託事業で1歳半検診で気になる子どもたちの心理アセスメントをする事業にも携わる。

 ICF認定スクール「THE COACH ICP」でコーチングを学び、ライフコーチとして教員や児童福祉の業界の方、子育て中の方、大学生など幅広く伴走している。社会起業家向けコーチングサービス「Social coaching」にも参加し、社会起業家に向けたコーチングも行っている。

SNS:https://x.com/yama_chan_0808

*古川優作/helpwell マネジメントケアチーム

大学でソーシャルワークを学び、障害者支援施設にて、約15年障がい者支援に携わる。

現在は生活介護事業の主任生活支援員として、日中活動の企画運営、直接支援、関係機関とのコミュニケーション、現場の人材マネジメント等を業務として行う。人材育成、キャリアに関心があり、支援業務の傍ら、職能団体の研修の企画運営に携わる。また社会福祉士の実習指導者として、専門職養成にも関わっている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?