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hellopinksunshine
2024年1月8日 16:08
黒澤明監督の『生きる』を観た。このところ自分の深い深いところで燻っていた感情に、意味を与えてもらった気がする。けれどそれらは、「日常」に戻ればまた見失ってしまうものだ。映画の最後、いつもと何ら変わりなく役所仕事をこなす同僚たちのように。気付いたからといって、自ずから人生が変わってくれるわけじゃない。「あの公園で、死ぬ間際に主人公がうたった歌。あんな歌をいつかわたしは歌えるのか。」そう
2024年2月1日 18:50
黒澤明監督の『羅生門』を観た。人間は弱いからうそをつく。わたしも弱いからうそをつく。本当のことを「本当に本当のまま」言う人間などいるのだろうか。事実とはおそらく、人を媒介する以上、ありのまま保存されることはない。映像や紙面はさることながら、人の言葉だって、都合よく切り取られたり色付けされたりして伝えられ、それを見聞きした者を媒介して、また違うモノへと作り替えられていく。幾度も伝達と編集を