『炎上』の心理【子持ち様・産休クッキー】

〈自己紹介〉
自営業の家系で一人っ子(女)として育ち、父からは権威や資産獲得などの「男性的な成功」を目標に掲げられて生きてきた。
中学受験や大学生活での挫折をバネに新卒では男性が9割の大手コンサルティングファームに就職、男性的な成功を追い求めるもうまくいかず、適応障害となる。
そんな育ちを振り返り、女性の生き方と男性の生き方は根本的に異なることを知る。自身の幼少期を癒し、行動認知療法などに取り組むとともに、「これからの自分の生き方」を模索している。ゆとり世代。

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さて、こんにちは!
昨今「子持ち様」「産休クッキー」「里帰り出産前に旦那さんにお弁当をつくる」など、なにかしら男女のあり方や、妊娠、出産、子育て関連で炎上することが多いみたいですね!


いったいなぜでしょうか?

その前に「炎上」とはいったいなんなのか?

炎上とは、インターネット上のコメント欄などにおいて、稚拙な批判や誹謗中傷などを含む投稿が集中することをいう。

炎上 (ネット用語) - Wikipedia

誹謗中傷・・・
つまり、誰かが誰かに対して「怒っている」んですね!

もしかすると、これは怒ってるのではなく意見しているんだ!という人もいるかもしれませんね。ですがあなたは笑っていますか?心穏やかですか?
理由はなんであれ、きっと、怒っていますよね。

さらにそんな怒っている人に対して「怒っている」人もいますね。


要するにみーんな怒っちゃうことを炎上と言います!


それでは「怒り」とはいったいなんなのか?
心理学では怒りは『第二次感情』と言われています。

つまり、『第一次感情』かまた別にあって顕在化(目に見える形になった)されたものが「怒り」となっているのです。


それでは『第一次感情』とはなんでしょう?


具体的な例を上げます。
あなたは小学5年生の息子がいる親です。
いつも5時には帰ってきてと言っているのに、今日は6時になっても帰ってきません。息子はスマホも持っておらずどこにいるのか、いつ帰ってくるのか分かりません。

そんなとき、ガチャっといつもと同じように元気に息子が帰ってきました。

そんなときあなたの第一声は「いま何時だと思ってるの!?」「どこに行っていたの!?」このようなものではないでしょうか?


はい、これが「怒り」ですね。


しかしあなたは本当に息子を叱り飛ばしたかったのでしょうか?


そうではなくきっと『心配』だったんですよね。
なにか事故や事件に巻き込まれたんじゃないかと、すごくすごく心配で『不安』だったんですよね。


これが『第一次感情』なのです。


つまり、この場合息子には「あなたが5時に帰ってこなくてすごくすごく心配だったんだよ。でも無事に帰ってきてくれてよかった、安心した」と伝えることが大切です。
すると息子の方も次からは「お母さん(もしくはお父さん)を心配させないように時間を守ろう」と分かってくれると思います。


これがもしこの気持ちを伝えないと、息子は「時間を守らないと怒られるから怒られないようにしよう」と消極的な行動を取るようになるでしょう。


さて、炎上から少し話は反れましたが、
要するに「怒り」の中には「あなたの本心」が隠されています。

例えば「子持ち」の同僚に対して、怒りがあるとき、
子どもを盾にたくさん休んでるように見えてムカつくのであれば「自分ももっと休みたい」のかもしれません。
もしくは「自分も子どもとの時間をもっと取りたい」のかもしれません。
(※こちらに関しては大前提として、子持ちの人がいる職場でのしわ寄せが現場層にたくさん来るのは仕組みづくりとして『経営陣のミス』です。経営陣が無能なのです)

例えば「産休クッキー」に苛立つとき、
自分はもう子どもは諦めたと口では言いながらも「本当は子どもがほしい」のかもしれません。それはうらやましいという感情ですね。
妊活中の人なら「やっぱり子どもがほしい、いいなあ」と改めて自分の望みを確認する作業になるかもしれません。
(ちなみに人は絶対に手に入らないものには嫉妬しないようにできてるそうです)

例えば「里帰り出産前に旦那さんにお弁当をつくる」投稿を見て批判したくなるとき、
「本当は自分も旦那さんにそんな風に尽くしてみたい」のかもしれませんし、男女共同参画の社会に心の底から疲れているのかもしれません。


あなたの本心に正解も不正解もありません。
「感じてはいけないこと」もありません。


本心に気が付くのは、ときにこわいことでもあります。
しかし、自分の本心は自分にしか気づいてあげられないのです。

どんなに心の距離が近い人でも、気づいてもらえることはまずありえないと思っておいた方がいいでしょう。


だけど、本心や願望を潜在意識から顕在化させることでしか、わたしたちは変わってはゆけないのです。


なにかに怒りを感じたら、批判したくなったら、
『本当の自分はどう思っているのかな?』


そっと自分に聞いてみてあげてくださいね( ^^) _旦~~


今日はここまで!読んでくれてありがとう!

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