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曜日

日曜日が来ない。

何もせずただぼうっと土曜日を過ごしたのが悪かったのだ。とんでもないことをしてしまったと、男は後悔で窒息しそうになる。
それでもひょっとしたら、今日は来なかった日曜日が、明日はひょっこり訪れるのではないかと一抹の望みを持って日が替わるのを待つが、来たのは火曜日だったので男は恐ろしくなってドアを打ちつけ開かないようにし、カーテンを締め切る。
やがてカーテンの隙間から朝日が差し込み、もうとっくに日が替わったことを教えるが、やっぱり日曜がこないので、男は窓を本棚で隠してしまう。それでも次の日を知らせるように棚の隙間から光がまた漏れてきたので、掛け布団と敷布団と毛布をかけ、その上にありったけの服を被せて覆う。

真っ暗な部屋で男は歯をガタガタ鳴らし震えて縮こまる。口からは懺悔と祈りの声が漏れている。

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