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京都在住ライター・エッセイスト江角悠子さんに聞く!「原稿の書き方」
江角悠子さん(ライター・編集者、エッセイスト)の
「京都ライター塾」(全6回)8期生としてライティングを学んでいる私。
(1回目の講座を受講してのレポートはこちら。)
ライター塾なので、「レポートを書くこと」も課題の一つだ。
前回初めて京都ライター塾を受講したレポートを書いた感想として、
私を含め塾生たちに出てきたのは
「どうやって書いたらいいかわからず、やたら時間がかかった」という声。
ライターに憧れてる方やSNSの文章の上達がしたい人も「原稿の書き方」があるのなら知りたくないだろうか。
そんなわけで、講座2回目の今回は「原稿の書き方」。
原稿と言ってもいろんなジャンルがあるけれど、
今回は、インタビュー原稿にフォーカスを当てる。
世の中のほとんどの読み物は、誰かから聞いた話でできている。
だからこそ、インタビューできるライターさんが求められているのだとか。
そして、「インタビュー原稿が書けるようになれば、
幅広いジャンルの原稿が書ける!」と江角さん。
ライターの江角さんもライターになりたての頃、全然書き方がわからなかったとか。
今回の講座では、江角さんが独自で身につけた「原稿の書き方」を習っていく。
インタビュー原稿完成までの流れ
(1)インタビューする
(2)原稿を書くための準備
(3)書く!
(4)推敲
ライターの仕事としてメインは(3)書く。
しかし、それ以外の作業もとても大事。
推敲という作業では、声に出して読んでみたり、
誤字脱字はないかチェックしていく。
間違いを見つけるため、書いてから推敲まで時間を置くことも必要。
インタビューは素材が命。
インタビューとは
新聞・雑誌や放送の記者などが取材のために人に会って話を聞くこと。
インタビュー原稿とは
インタビューして話(誰かの伝えたいこと)を聞き出し、文章にすること
集めるべき素材とは
取材対象者に聞いた話
• 5W 1H(どこで、だれが、いつ、なにを、なぜ、どのように)
• 具体的な数字
• 現場で見たこと
• 現場で自分が感じたこと
インタビューではいかにいい素材集めができるか?がキモになる。
いいインタビュー原稿とは
美しくなくていい
上手くなくていい
言いたいことが伝わっているか大切なのは「わかりやすさ」
第三者として書く(黒子に徹する)ことが、
商業ライターとしての原稿の書き方。
読者に意図を読み取ってもらうのではなく、
素材を集めて見えてきたことや、 書き手が分析した答えを
ズバリ書いていく。
締めの言葉も大切。
理想の原稿を書くためには
1.「こんな記事を書きたい」と思う記事を見つける
2.見つけてきた原稿を分解する。
3.分解した原稿の真似をして記事を書く
実践編~私の場合~
1.「こんな記事を書きたい」
→東京の台所2 “だれの家にもある台所。酸っぱかったり甘かったり、台所にまつわる珠玉のエピソードを。”
食×人生のドラマが面白くてついつい読んでしまう連載。
2.見つけてきた原稿を分解する。
→東京の台所2の構成
■住人プロフィール(年齢、家族構成、家の立地、家の間取りなどのデータ)
■住人の生い立ち
■住人が抱える現在の悩み
■悩みのテーマ サブタイトル1
■悩みのテーマ サブタイトル2
「東京の台所2」の特徴としては
書き手が、住人の相談に乗っているカウンセラーのような、絶妙な距離感をとりつつ、住人の心に寄り添う。文の形態としては、住人の言葉は、ですます調で「」を使用、書き手は”である”といった感じで全体の中でコントラストがある。
「東京の台所2」は連載なので、このスタイルを貫くことで、読みやすく、どんどん読めてしまう。
今後、真似できるポイントがありそう!
ライターになりたい方やSNSの文章の上達がしたい人も、
まずは真似したい記事を見つけて
インタビューでなくとも、お店紹介などから書き始めてみてはどうだろう。
京都ライター塾は、まだまだ続く。
江角悠子さん主催の京都ライター塾の詳細はこちら
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