見出し画像

オンライン授業に参加して傷つく子ども達について

最近ハロハロラボのお子さん達・保護者の方から寄せられた声についてご紹介します。
基礎疾患等がありノーマスクが日常になりつつある今でも、学校などの大多数が集まる場において感染症回避をしなければならないお子さん達がいます。感染しても大丈夫な方ももちろんいらっしゃるし、経済を回すことの重要性も、マスクの弊害なども理解していますが、たった一つの命とは引き換えにできずに感染回避をしているお子さん達がいます。

そのお子さん達が保護者の方、学校の理解、行政などの力をご尽力があって、登校学校で「オンライン授業」を受けられるようになっているお子さんがハロハロラボでも少しずつ増えています。

家庭だけ、民間のフリースクールや居場所だけではできないことが学校で叶うことがあり、オンライン授業が受けられることはとても望ましいことだと思います。感染回避目的だけでなく、いわゆる「不登校」のお子さんも学習権が保障され、いつでも何度でもやり直せる、登校せずとも学習の機会を得ることができるのでオンライン授業やアーカイブが残ることは今後も継続・発展されることを心から願っています。

ただ、その一方で現状のオンライン授業・学校の授業の進め方に少なからず傷ついているお子さんがいることも事実です。

ハロハロラボに寄せられたお声でこのようなことがあります。
「先生が怒っていて怖い。授業を聞きたくないと泣いている」
「他のお子さんが「これでは進級できないよ!なんで教えたのにできないの!」と怒られているのをみてわが子が委縮してしまっている」
「宿題をやらないと怒られるので、泣きながらやっている」などです。

教員の負担が大きいこと、教員が担当する児童・生徒数が多く怒りや脅しによらないとカリキュラムがこなせない事、そもそも教えるべきこと・やるべきことが多すぎる事などがあり、教員も怒ったり脅したりせずに進めたいがそうしないとならない現状があるのではないかと思っています。担任が一人制というのもそのようなことが起こりやすのかもしれません。教員の責任というよりも私は環境や制度がそれをさせてしまっていると思っています。

教員自身も、そして子ども達もこれでは楽しくないし幸せではないし、そもそも学習が嫌いになったり、学校そのものに行けなくなったり、人間不信になったりすると思います。

ハロハロラボの参加のお子さんからこんな嬉しい言葉を頂きました!
「ハロハロラボでは、『来てくれてありがとう!教えてくれたありがとう!みせてくれてありがとう』とお礼を言われるのが嬉しい!」
「ハロハロラボでは失敗しても大丈夫だと思う。こんな話をしたらだめだとか、怒られるとか、笑われるとかなくて、嬉しい」
とのこと。

そんな風にお子さんから声を頂けて私自身が嬉しいし、とても幸せです。

ハロハロラボは学校ではない。だから強制したり来なければいけない場所ではないです。また代表のおがわはもちろん教員でも先生でもなく、ボランティアさんたちも一方的に教える人ではなく「一緒に楽しむ人」です。

小学生・中学生のお子さん達、高校生・大学生のボランティア、多業種の大人が集まり、遊び、学ぶ場です。縦長の異年齢で、だれのことも尊重し、もちろん自分自身を大事にする場です。

AIが進んで知識詰込み型の教育が不要になっていくと考えていますが、ハロハロラボでは人とのつながり、体験、自分で感じたこと・それを表現し相手に伝える事、違いを尊重する事をやっていきたいと思っています。

お子さん達が大人になるときに、あらゆる課題に逃げずにみんなで一緒に取り組み解決していくには?を楽しく建設的にできる人になってもらいたい。そのため、今、私たち大人ができることを楽しく、あきらめずにやっていきたいです!!

(文責 代表おがわ)

よろしければサポートをお願いします!子ども達のオンラインでの楽しい学びと遊びの場づくりに使用させていただきます!コロナ禍制限の多い中頑張っている子ども達にサポートいただけると大変ありがたいです。