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恋愛をパフェになぞらえるあのドラマのシーンを語りたい

「こっち向いてよ向井くん」を見終わった。


ストーリーの考察ではなく、とても気になったシーンがあったので記事にすることにした。



それは、坂井戸さん(波留)がパフェを食べているとき、向井くん(赤楚衛二)とパフェのどの部分が好きか議論しているシーン。


坂井戸さんは「パフェの一番上に乗っているフルーツが好き。完璧に着飾った姿で、一番いいところだけを味わいたい」

というのである。


一方、向井くんは「パフェの真ん中から下にかけての、バニラアイスゾーンが好き。少し溶けたアイスとしなしなになったコーンフレークの部分こそパフェの本体だ」

と反論している。


正反対だけど、両者の言っていることはとてもよくわかる。

パフェの綺麗な部分が好きという坂井戸さんは恋愛も「いいとこどり」を好んでいたし、地味な中身のところが好きという向井くんは恋愛において「恋人の中身や深いところを知りたい」と言っていた。


私だったらどっちだろうか。



結論、どっちとも決められないけど、パフェはとてもいい例えだなと思った。


いいとこどりで楽しみたいのもわかるし、綺麗でおいしいところを味わった後に待っている相手の中身の部分を見て、「ああ、もういいです」ってなるのもわかる。


ただ、深い仲になるにつれて中身の部分が見えてくることで「あれ?意外とそうだったのね」と気付くことも恋愛においては大切であると思う。


だから私はどっちかに偏ることはないかな、と思う。


パフェだからということではなく、初めは綺麗でおいしいところを楽しみたいし、だんだん深堀して相手の中身も見てみたい。



パフェの綺麗でおいしいところって、恋愛では本当に初期の頃のことかなと思う。

でもそれって長くは続かない。
素の部分はよくわからなくてもいいから、外面としてカップルらしくいたいがためにテーマパークや有名なデートスポットに出かけたり、外でご飯を食べたりするのが楽しい時期で、周りから見ても「付き合ってる」感があるの、ずっと続けるのは無理でしょう。


長く続かないから、儚くて綺麗なところ。
パフェで例えるとたくさんのフルーツで華やかに飾られた上の部分と同じ。

そのキラキラした部分が終わってしまうと、あとはそんなに綺麗でもない中身を知っていくことになる。


中身が綺麗でもない、は語弊があるかもしれないけど、家では意外とそんな過ごし方するのね、とか、お金の使い方や価値観はそんな感じなのね、と気付く部分が、見た目や自分の想像と一致することは少ないと思う。


その部分は、パフェを作る工程でも初めの段階で出来上がってしまうから、完成させてしまえば後から変えることもできない。

アイスが溶けてコーンフレークがしなしなになっている、失礼だけどちょっと残念なところというか、上辺から見ると気付かなかったし知りたくなかったところ。


人間もそう。
後から相手に気に入られるように着飾ることはできても、中身である性格や考え方はそう簡単には変えられない。



そこを受け入れてこそ、いいところも残念なところも知って相手のことがよくわかるのだろうな、と思う。



細長いガラス容器に盛り付けられるパフェだから、遠目で見ると上辺も中身も透けて見ることができるのに、食べるときは上から見るしかないし、初めのわくわくからだんだん飽きがくるのは仕方ない。


そして、いつかは終わりがきてしまう。




恋愛を語れるほどたくさん経験してきたわけではないけど、このパフェの例えはめっちゃ考えさせられたな。


そして、普通にパフェが食べたくなってきた。
パフェを食べながら恋バナしてくれる人、いたらお願いします。笑




そんなところで(?)パフェの話は終わり。
読んでいただきありがとうございます!

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