見出し画像

記憶に残しておきたい言葉があるので

昨日仕事で聞いた講演がとてもよかった。
詳細はSNSに書かないように、と言われているので講師名や講演名は伏せるけど、心に残った言葉だけでも書き留めておきたい。


コミュニケーションに関わる講演で、女性コーチが実際に社会人生活や家庭環境で起こった出来事をもとにコミュニケーション術を教えてくれるものである。

グループワークがあり、周囲の席の人と話す機会が設けられ、次のような質問から始まった。

「あなたはどんな人ですか?」


自分がどんな人かを相手に説明する。
簡単なようで難しい。
時間に制限があるため少し焦ってしまうし、意外と瞬時に答えられないものだ。

ここで私は、
「ゲラで何でも笑っちゃう、おしゃべりが好き、人見知りせず誰とでも仲良くなれる」

と言ってみた。
これを聞いた同僚は「確かにwww」という反応だった。

自分が言ったこともそんなに外れてはないし、同僚の反応にも納得している。
何が問われたんだろう、と思いグループワークが終わった。


コーチの話が始まり、この質問の意図が明かされた。

自分のことをポジティブに自己紹介する人と、ネガティブに自己紹介する人がいる。
ポジティブに自己紹介した人は、基本的に生き方もポジティブである傾向にある。
逆にネガティブに自己紹介した人は、普段からネガティブ思考にある。
たとえただの自己紹介であっても、生き方や考え方が現れるのである。


とのこと。


なるほどな、と納得できた。
私はそこまでポジティブでもない気がするけど、自分を卑下しすぎるのは嫌だし、自己評価を下げることもしたくない。
あまり深く考えずに自分をプラスに表現できるんだな、と思った。


それから次の質問。

「お金に制約がないという条件で24時間を自由に過ごせるとしたら何がしたいですか?」


これも時間制限がある中で考えを出すのはやや難しい。
ぱっと思いつく必要がある。

「一日中家にいて、ゴロゴロして、好きなもの食べて、ゲームして、映画見たりしてゆっくり過ごしたい」

と回答してみた。
深く考えず、今何がしたいかを考えるとこれだった。
しかし「お金に成約がない」ということはすっかり忘れてしまっていた。
本能的に、お金をそこまで使わない過ごし方を思いついていた。


この質問の意図は、

日常的にできることと、スケールが大きいことを言う人がいる。
日常的にできることを言う人は、視野が狭い。
もっと大きく自由に考えてもいい。
目標に対する考え方が現れるのである。


とのこと。


私の願望なんて、土日何も予定がなければ叶ってしまう。
職場にいる時間だったからこんなことを思いついたのだと思う。
家にいる今なら、プライベートジェットに運転士つけて旅行に行きまくる!なんて答えられるのに。

まあ、でも根底にあるのは底辺な望みなんだと思う。


この心理テストっぽい2つの質問には、日常的な考え方が現れるのだという。

生き方や考え方は、何もしなければ変わらない。
仕事や日常生活で習慣が現れるのである。


相手とコミュニケーションをとることについてもそう。
自分と相手は違う生き物。
全く同じ考え方の人ばかりではない世の中でも人間関係はなくせない。


ここでコミュニケーションについて以下のように語られた。


どんなことでも認識の違いからズレが生じてくる。
関係がうまくいかない場合、どっちが悪いとかではなく、ズレているだけ。
そのズレは変えることができないし変える必要もない。
自分は自分の世界で生きているから。

考え方が違う人がいて当然。
ポジティブな人もネガティブな人もいる。
全員とうまくコミュニケーションをとることは無理だし、正解はない。

認識の違いを認めてあげることが大事。
「認識が違うからしょうがない」と思うこと。
ズレていることに怒ったり不満を言うから関係が悪化するのである。

違うな、と思う人との関係はそれまででいい。
自分にとってNGな人がいるかもしれないけど、誰かにとってあなたもNGかもしれない、と心得ておくこと。

全員とうまくやる必要はない。
うまくやれない人にフォーカスを置いたり振り回されるのは時間の無駄である。
うまくやれている人とのことを考える方が楽しいはず。

過去と相手は変えられない。
変えられるのは未来と自分だけである。


1時間ぐらいの講演でもっといろんなことを話されていたけど、メモを会社に置いてきてしまったので頭の中の記憶だけをここに書き留めた。
もっとも、これを自分の人生に落とし込むことが一番大事だけど。

ご参考までに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?