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【御礼】『Yes, Kawaii Is Art』大阪レポート

増田セバスチャン展示『Yes, Kawaii Is Art』大阪にたくさんお越しいただきありがとうございました!12月4日(土)から始まる東京での展示に先がけて、展示の様子をレポート。(*大阪と東京では展示内容が一部代わります。)

―「Yes, Kawaii Is Art」とは?―
増田セバスチャンのアート作品と共に、世界に影響を与えた“Kawaii”の現在地を探る展覧会。2020年以降、増田はコロナ禍で沈む心に色彩で希望を灯すために、世界中に広がるKawaiiコミュニティと対話を続けてきました。Kawaiiとは何なのか? なぜ国境や世代、性別を超えて価値観が伝播し、コミュニティが継続していくのか? 増田の作品と活動を通して、その核心であるKawaiiが持つ奥の深さと新たな可能性を体感する試みです。

『Yes, Kawaii Is Art』大阪レポート

今回舞台になったのは、大阪の工場地帯でもありアートエリアでもある「北加賀屋」の3つの建物。

メイン会場は元家具倉庫の廃墟「kagoo」。

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建築的特徴を活かし、通称「色の部屋」「音の部屋」「光の部屋」という3つの部屋がある空間として展示。作品を制作するきっかけとなった2013年秋のニューヨークでの増田の回顧録とともにご覧いただきました。

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中央のインスタレーションは、日本初展示となる「Colorful Rebellion Seventh Nightmare(カラフルリベリオン セブンスナイトメア)」。2014年にニューヨーク・チェルシーで展示されて以降、フロリダ「Young At Art Museum」、ミラノ「Milano Salone」、アムステルダム「Tropenmuseum」、アントワープ「Museum aan de Stroom」で展示された増田セバスチャンの代表作です。

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そして同会場では京都芸術大学 ウルトラファクトリーとのKawaiiリサーチ展示も開催。リサーチの様子はこちら

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撮影NGの戦後少女文化〜現在の潮流を分析したKawaii相関図の前では、たくさんの方が目を凝らしてKawaiiの現在地を確かめていました。

第2会場はクラブやスタジオなど音楽関連の活動拠点として使用されている、インダストリアルな雰囲気の「音ビル」。

2021年2月に東京・北千住「BUoY」にて3日間のみ開催された体験型作品「Fantastic Voyage」を刷新して上演いたしました。

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「Fantastic Voyage」は増田がコロナ禍で急激に変化を遂げる世界にとまどいながらも対峙し生まれた作品。1台の透明なカプセルが空間を彷徨い、音や言葉のイメージが散りばめられた世界を進み、それを見つめる鑑賞者とカプセルに乗った体験者という立場で言葉を交わすことなく同じ時間を共有。「隔離された世界で未来を想像する装置」という構想のプロトタイプであり、鑑賞者の深層心理に潜り込むような30分ほどの上演型の作品です。

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「Fantastic Voyage」は、今後も開催場所や規模を変えながら様々な発展をしていく予定です。ぜひお楽しみにお待ちください。

そして、増田セバスチャンがプロデューサーをつとめる6%DOKIDOKIもファッションショーとPop Upショップが開店!

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ファッションショーの詳しい様子はぜひこちらからご覧ください。

ついに東京開催、『Yes, Kawaii Is Art』in 神田明神

そして!12月4日(土)からはついに東京・神田明神で展示が開始です!

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メイン会場となる祭務所地下参集所では、「Colorful Rebellion -Seventh Nightmare-」を展示。本作が神田明神で展示される意味を踏まえ、「神社の地下に極めて個人的な祠(自分だけの小宇宙)を作る試み」という新たな展示形式で公開します。

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さらに同会場で「Kawaiiアーカイバル・リサーチ」として京都芸術大学ウルトラファクトリーと共同で行ったKawaii文化についてのリサーチの一部も展示。

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また、神田明神の入り口にほど近い神楽殿には、ハレの色彩を纏い世界の観光客から原宿のシンボルとして有名になった世界時計作品「Colorful Rebellion -WORLD TIME CLOCK-」。

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境内には世界12都市で開催した都市型・参加型のアートプロジェクト「Time After Time Capsule」より、2015年にニューヨークのDag Hammerskjold Plazaに約5ヶ月間展示されたハローキティ型のタイムカプセルが登場。未来をシェアすることを目的とした平和を象徴する作品で、皆様の来場をお出迎えします。

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兼ねてから、日本発祥の文化「Kawaii」が見せるカラフルな未来像と、日本人の心の根底に流れる「ハレ」と「祝祭」の色彩をキーワードに作られている増田のアート作品が、神田明神に集結する機会となる『「Yes, Kawaii Is Art」 in 神田明神』。

過去と未来を越え重なり合う、ここでしか見ることのできない"Kawaii"の世界をぜひ体験してください!

■開催情報
増田セバスチャン展 「Yes, Kawaii Is Art」in 神田明神
日程:2021年12月4日(土)〜12月12日(日)
時間:12:00〜18:00 (最終入場 17:30)
金額:入場無料、「Colorful Rebellion -Seventh Nightmare-」のみ鑑賞料500円
会場:神田明神(祭務所地下参集所、神楽殿、境内)
住所:東京都千代田区外神田2-16-2
アクセス:https://sebastianmasuda.com/works/access/

※「Colorful Rebellion -Seventh Nightmare-」優先入場予約ページ
https://kanda-reserve.peatix.com/

詳細はこちらから:https://sebastianmasuda.com/works/tokyo2021/
※開催にあたり、新型コロナウイルス等の感染症予防対策を実施致します。一定以上の来場数となった際には入場制限を行いますので予めご了承ください。最新情報については増田セバスチャンTwitter(@sebastea)にてお知らせします。

たくさんの皆さんとお会いできることを楽しみにしています!

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