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【TIMES】2023年6月21日 23時58分 夏至 Summer Solstice

2023/06/21

祝 夏至の日

Happy Summer Solstice !

夏至の朝

【TIMES】2023/06/21 23:58
夏至(げし)Summer Solstice
地心黄経90度、日心黄経270度

地球暦が二十四節気のひとつ「夏至」をお知らせします。
Longest day of the year.

光が満ちる「夏至」の日

太陽から8分19秒で到達した光は、地球の北回帰線(北緯23.4度)に降り注ぎ、北半球では北に行くほど昼が長く、北極圏(北緯66.6度)では眠ることのない夜、“白夜”を迎えています。ユーラシア大陸に広大に広がるツンドラ森林地帯では24時間体制で植物たちが光合成し、酸素濃度の上昇とともに、地球全体が深い深呼吸をしているようです。

今、南と北で二極化した、光と影が、片寄り切り、シーソーのバランスがこの瞬間に静かに動いています。

太陽が静止するとき

夏に至ると書く「夏至」は、北半球の光の量がピークに至る地点。春分から90度経過した仲夏の半ばで、一年を一日にたとえると、ちょうど正午にあたります。

正午の「正」の字は解字すれば「一」と「止」。正午は午前中の出来事が終わり、午後がはじまるように、夏至は光が増長から減衰へと切り替わるピリオドのような瞬間。
Solsticeは太陽(sol)が静止している(sistere)という意味。地球号が至点を通過する時、日の出入り・南中高度など太陽の変化は数日間止まって見える。大きな船が舵を切ってもゆっくりとしか旋回できないように。

今、全てが Slow and Steady(船舶用語:ゆっくりそのまま)

2023年 夏至の時刻は
6月21日23時58分(JST)

夏至とは、春分から太陽が天球上を90°移動した時。
言い換えれば、地球がちょうど一年の軌道を1/4めぐり、
春分の瞬間から92日と17時間34分が経過した地点。
夏至の時刻、特別な瞬間を感じてみて下さい。

☀南中高度と昼の時間
Meridian altitude and Daylight Time

ここ数日は、太陽がもっとも高く、影が短いとき。

日中の太陽を見上げてみると頭のほぼ真上に、また影は足元で小さくなり、等身大の影法師日時計からも、太陽と地球の壮大な時を感じることができます。窓辺や、縁側などで、どれくらい日差しが差し込んでいるのか確かめてみたり、ビルや建物と影の関係など、ぜひ身近な場所で太陽の光の動きを見てみましょう。

☀南中高度

太陽が真南でもっとも高く上がったとき、“地平線と太陽との間の角度”を『南中高度』といいます。
南中高度は場所によって異なりますが、緯度がわかれば簡単に計算することができます。

太陽の南中高度 = 90° −(その場所の緯度)± 23.4°

例 : 東京

春分秋分は、90°-北緯35.65°で、54.35度となります。

夏至は、23.4°を足して、77.75°となります。
冬至
は、23.4°を引いて、30.95°となります。

※23.4°は地球の地軸の傾き

☀昼の時間

昼と夜の時間は、場所によってかなりの差があり、夏至は北に行けば行くほど昼が長く、冬至は南に行くほど昼が長くなります。

夏至のとき、太陽は一年でいちばん北側の東からのぼり、太陽はもっとも高く昇り、いちばん北側の西に沈みます。そのことによって夏至の太陽は、年間で最大の滞空時間となり、昼が長く、夜が短くなります。

全国平均では、夏至と冬至の日照時間の差は5時間くらい。実に長編映画2本分も昼の長さが変わります。

■ SAPPRO
夏至 | 日の出 03:55 | 日の入 19:18 | 昼間 15 h 23 m
冬至 | 日の出 07:03 | 日の入 16:03 | 昼間 09 h 00 m

■ TOKYO
夏至 | 日の出 04:25 | 日の入 19:00 | 昼間 14 h 35 m
冬至 | 日の出 06:46 | 日の入 16:31 | 昼間 09 h 45 m

■ OSAKA
夏至 |日の出 04:45 | 日の入 19:14 | 昼間 14 h 29 m
冬至 | 日の出 07:01 | 日の入 16:51 | 昼間 09 h 50 m

■ FUKUOKA
夏至 | 日の出 05:08 | 日の入 19:32 | 昼間 14 h 24 m
冬至 | 日の出 07:18 | 日の入 17:14 | 昼間 09 h 56 m

■ OKINAWA
夏至 | 日の出 05:37 | 日の入 19:25 | 昼間 13 h 48 m
冬至 | 日の出 07:12 | 日の入 17:42 | 昼間 10 h 30 m

日照時間の差は5時間くらい
夏至 | 約 14 h 50 m

冬至 | 約 09 h 45 m

夏至のご来光リレー
Summer Solstice Sunrise Relay

春分と秋分は、世界中のどこから見ても、太陽が真東が昇ります。
それに対して、夏至は、その土地でもっとも北側から、冬至はもっとも南側から昇ってきます。
年間かけて、東を中心に地平線を振り子のように動いていく、ご来光をつかまえてみましょう!

地球号の車窓から

いま夏至の地球から見て、太陽の向こう側にある方向が、反対の「冬至」ですから、半年先に半周した私たちは向こう岸に立ち、あちらからこちらを見ていることになります。

フィンランドの白夜

【夏至からの目度】


ーただいま90度ー
この度、夏至 2023/6/21

  30度後 | 大暑 2023/7/23
  45度後 | 立秋 2023/8/08
  60度後 | 処暑 2023/8/23
  90度後 | 秋分 2023/9/23
120度後 | 霜降 2023/10/24
180度後 | 冬至 2023/12/22
240度後 | 雨水 2024/2/19
270度後 | 春分 2024/3/20

夏至から小暑までの時空間情報

第2四半期(94日間)

93 | 2023.06.21 夏至 23:58
94 | 2023.06.22
95 | 2023.06.23 水星と天王星の結び
96 | 2023.06.24
97 | 2023.06.25 水星と金星の開き
98 | 2023.06.26 皐月 上弦 16:50
99 | 2023.06.27
100 | 2023.06.28
101 | 2023.06.29
102 | 2023.06.30
103 | 2023.07.01 水星と地球の開き
104 | 2023.07.02 半夏生 11:36
105 | 2023.07.03 皐月 満月 20:39
106 | 2023.07.04 水星と冥王星の開き
107 | 2023.07.05
108 | 2023.07.06
109 | 2023.07.07 小暑 17:31 遠日点

夏至 九〇度

純陽 極まって一陽 地下に生ず。

此の日 雷ある夏は 三伏 涼しと云う。

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七十二候を参考に地域に合わせた自分の歳時記を作ろう

[七十二侯]夏至の候


初候 | 乃東枯(なつかれくさかるる)夏枯草が枯れる
次候 | 菖蒲華(あやめはなさく) あやめの花が咲く
末候 | 半夏生(はんげしょうず)烏柄杓が生える

Facebookのローカル七十二候マラソンのルームでは、季節を詠んでいるユーザーさんの投稿を紹介したり、季節感を育むムーブメントを起こしていきます☆
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夏至から始める地球暦

BASEの地球暦SHOPはこちら

発酵する民上映会@なごみさんで夏至の回
お陰様で、満員御礼。

各地の自主上映情報

<映画の詳細情報>
◉ドキュメンタリー映画『発酵する民』
(2020年/92分/カラー/DCP)
公式サイト
https://fermentfilm.com/
◉内容
海と山に囲まれた古都・鎌倉。2011年、このまちを「脱原発パレード」で歩いた女性たちが「イマジン盆踊り部」を結成した。彼女たちは、日々の生活の中で浮かび上がってくる思いを唄にして踊り始める。

お酒や味噌、パンづくりから生まれた「発酵盆唄」。海水を汲み、薪で火を炊いて塩をつくる「塩炊きまつり」。やがて、風変わりな唄と踊りが人びとをつなげ「平和」の輪を描いてゆく。

この映画は、3.11 後の鎌倉や葉山での「生活」を描きながら、個性溢れるパン屋や酒蔵も取材。微生物たちの「発酵」の世界や、太陽系の惑星の動きが交差する。そして、人や地域文化がゆっくりと変化していく様子をまるで「発酵」していくかのように映し出す。

東日本大震災・原発事故から12年。あの時に生まれたものは、今も確かに続いている。音楽やアート、ジャーナリズムなど異なるジャンルが映画の中に入り込んだ鎌倉発「発酵」ドキュメンタリー!
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出演
瀬能笛里子 大嶋櫻子 山口愛 川崎直美
やまもとゆうすけ 高橋彩
杉山開知(地球暦 考案者)
勝見淳平(パラダイスアレイ)
寺田優(寺田本家)
音楽 イマジン盆踊り部
   pass into silence
題字 瀬能笛里子
版画 RYOCK
ポスターデザイン 平野絵理
協力 土屋豊 OurPlanetTV 平野由里子
配給 福々映像
監督 平野隆章

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