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西洋人の名前と言えば…ジョンとキャサリン?

2023年1月7日(土)

実家近くのクリニックの待合室にて『貝へと続く場所にて』(石井麻衣)を再読。
「東日本大震災」「コロナ禍」をテーマとして取り扱っているので、作品が纏っている空気感は決して軽くはない。

医者から面倒な検査を沢山すると事前に言われていたので、待ち時間を潰すために本書をカバンに潜ませた次第。

発売された当初(2021年)に読んだきり、読み返してはいなかったけれど、「本作品の舞台がドイツ」「取り扱っているテーマ」の2点が印象に残っていた為、本棚の目に付く場所に立てかけていた。
※なぜ「本作品の舞台がドイツ」であることが印象に残る要因になっているか、それは個人的な問題なので割愛。

本作品には主人公を含め、沢山の女性が出てくる。
主人公のルームメイト「アガータ」、チーズトルテを振る舞ってくれる元大学教授の「ウルスラ」、12歳の少女「アグネス」とその母「バルバラ」...。
他にも、聖女(聖人)の名を冠した女性達が登場が登場する。

読み進めているうちに「ドイツが舞台なのに聖人を名前にしている人が沢山...」という違和感に襲われた。
と言うのも、聖人崇敬はカトリック教会固有の習わしである。
ドイツは宗教改革を開始したマルティン・ルターの生誕地であるため、勝手にプロテスタントの国だと思い込んでいたが、調べてみるとどうやら違うらしい。

カトリック 28%
プロテスタント 27%

知らなかったな。

日本人である私が外国人の名前で想像するのは、「ジョン」「キャサリン」など聖人の名前を冠しているものばかりだ。
プロテスタントの家庭に生まれた子供はどうやって名前を付けられるのか?
プロテスタントの家庭に生まれた「ジョン」や「キャサリン」は存在し得るのか?

どうなんでしょうか。
ご存知の方がいらしゃいましたら、コメントかTwitterで教えてください。

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