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「ラングの童話集」

ヘイヨーさんが、近所の図書館に通ってた頃に、「これは!」って思った本が何冊かあって。その内の1つが「ラングの童話集」なんです。

ラングってのは人の名前で。アンドルー・ラングって人なんですけど。このアンドルー・ラングが世界中のおもしろ話を集めたのが「ラングの童話集」なんですね。

それぞれ「みどりいろの童話集」「あかいろの童話集」「むらさきいろの童話集」などとなっていて、表紙がタイトルに沿った色になってるわけです。

なので、本棚に並んでるのをボ~ッと眺めるだけでも、「美しいな~」と思えてきます。


で、中身の方なんですけど…

世界中の童話を集めてきてるので「物語の基礎」を学べるんですね(中には、「浦島太郎」とか「かぐや姫」みたいに日本の昔話も入っています)

ま、よくあるのが、「3人兄弟がいて、長男と次男は賢いんだけど、末っ子はマヌケ。ある日、お姫様が『私の出すなぞなぞを解いた人と結婚します』っておふれを出して、誰も解けない。賢いはずの長男と次男も解けない。ところが、マヌケなはずの末っ子が見事なぞなぞを解いて、お姫様と結婚しました」みたいなストーリーですよ。

他にも、「少女が散々酷い目にあって、魔女に頼み事に行って、最後は魔女を上手く言いくるめて、魔法のアイテムを手に入れて幸せになる」とか「壺に封じ込められていた魔神を助け出して、3つの願いをかなえてもらうんだけど…」とか。

こんなのが何百話って入ってるんです。


これを端から順番に読んでいってた時期があって…

そういう訓練で、物語作りの基礎を学んでたんですね~

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