教わるのがうまい人は上達が早い!
この前の「能力の高い人ほど教えるのが苦手な傾向にあるのでは?」で、教える側のことを書いたんだけど…
今回は逆に教わる側からの視点で書いていこうと思います。
教える側にうまいへたがあるように、学ぶ側にもうまいへたがあって…
「教わるのがうまい人」ってのは上達も早い!
たとえば「ピンポイントで重要な部分がわかる人」ってのは、無駄な勉強をしなくていいので、サクサク能力が伸びていきます。
あるいは「質問がうまい人」も伸びるのが早い。なぜかというと、自分の弱点がわかっているので、簡単に弱点を補うことができるからです。
「先生、この部分がわからないんですけど」とか「どうしても、この手の問題が苦手で。どうすればいいですか?」などと聞ける人は、「ああ、じゃあこうすればいいんじゃないの?」と具体的なアドバイスを受けやすいものなのです。
前の記事でも語った通り、「教える側も絶対じゃないし、能力が高ければ高いほど教えるのが苦手」だったりするので、うまい教わり方ができる人ってのは圧倒的に有利です!能力のある人のスキルをどんどん吸収していけるので。
一番理想的なのは「目で見て盗む」ってヤツです。この能力が使える人は強い!
能力が高い人も暇ではないので、教えを乞いに行って必ず教えてもらえるとは限りません。むしろ、能力が高ければ高いほど、いろいろな仕事を任されるので忙しいに決まっています。
そんな時に質問に行っても「忙しいから」とか「また後で」とか「自分で考えれば」とか邪険に扱われる可能性は高いもの。
そんな時に上級者の作業を見て、「ああ~、なるほど。ああいうやり方があるんだ」「あ、ここの部分すごく工夫されてるな」と、パッと理解できれば役に立つこと間違いなし!
ただ、「盗む」って能力は結構難しいです。「どこがどう工夫されているのか?」を理解するには、まず「普通のやり方」を知っておかなければならないので。それにはかなりの勉強量が必要になります。
もう1つ、重要な能力があって。それは何かというと…
「素直さ」と「強情さ」です。
これ、ちょっと難しいんですけど…
一見すると「素直な人」の方が成長が早そうででしょ?
ところが、そうとばかりも言えなくて。素直過ぎても逆にダメなんですよ。
もちろん「強情過ぎる人」ってのは、それはそれで全く成長しなくなってしまうのだけど。人のアドバイスを何でもかんでも聞いてしまうと、「間違ったアドバイス」まで取り入れてしまうことになりかねません。また「何が正しいのかがわからなくなってしまって、混乱してしまう」ということもよく起こります。
なので、自分の中で「誰のどの意見が正しくて、どの意見が間違っているのだろうか?」と常に問いかけながら「自分なりに正しい答え」が導き出せる人ってのが一番成長が早いわけです。
いずれにしても、「教わるのがうまい人」ってのは上達が早い傾向にあるので、できるだけそういう人を目指すのがよいかと思います。
noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。